プロローグ
おはようございます。バツローグです。
今回は僕流のデッキ構築方法について3編構成でお話しします。
こちらは第3編です。
第1-2遍がまだの方は合わせてお読みください。
▼第1編
https://playze.jp/blogs/column/baturo-gu105
▼第2編
https://playze.jp/blogs/column/baturo-gu106
復習ですが、デッキ構築の流れは
- 主軸となるカード選択(0→1)
- 主軸のカードと相性のいいカード考察(1→50)
- エネルギー、サポート等の安定枠選別(50→70)
- 60枚へ向けた枚数調整(70→90)
- 一人回しとフィードバック&デッキ調整(90→95)
- 対面での対戦とフィードバック&デッキ調整(95→100)
以上の順序でデッキ構築を行っています。
各項目の数字は大まかなデッキの完成度を示す数字です。
第2編でマラカッチカビゴンデッキの枠組みが決まりました。
今回は微調整を重ねて完成系に仕上げるパートです。
デッキ構築のキーワードであるイメージトレーニングは、枚数調整で本領を発揮します。
試合の解像度を上げると、どのカードを何枚ぐらい使うか逆算できるため、自然と完成したデッキが60枚に近い数字になっているのです。
まずはエネルギーから枚数調整を行います。
必要な枚数を単純計算するとマラカッチ6体分のぽいぽいシェイクのエネルギー、つまり12枚です。
ここに回収系のカードが入ると削減できます。
このデッキの場合、学習装置とキバナでエネルギーを使い回せることが多そうなので3枚ほど減らした9枚を目安にします。
基本エネルギーは草のみですが、ぽいぽいシェイクの必要エネルギーは草無なので数枚特殊エネルギーに変えてもよさそうです。特殊エネルギー同士を付けると技が使えないので基本7、特殊2ぐらいの割合にしてみます。
相性が良さそうな特殊エネルギーはジェットエネルギー、ダブルターボエネルギー、ルミナスエネルギーあたりでしょうか。
入れ替え札が必要なデッキかつ、依存度があまりないジェットエネルギーは相性がよさそうです。
ダブルターボエネルギーを入れるとカビゴンが攻撃しやすくなったり、ヤレユータンVが逃げやすくなります。
このデッキは毎ターンマラカッチに手張りすることが想定されます。マラカッチに付ける時に付加価値が発生するジェットエネルギーの方が、ダブルターボエネルギーより優先度が高くなりそうです。
ルミナスエネルギーを入れると他のアタッカーも入れられますが、相性の良さそうなポケモンが浮かばないので保留します。
続いてエネルギー以外の枚数調整です。
主要パーツは試合で使う最低枚数+1を目安にすることをオススメします。
この+1はサイド落ちや博士の研究とハイパーボールのコストを考慮しています。
カビゴンは常にベンチに2体置きたいから3枚、ヤレユータンVは2体使わないけど序盤に絶対ポケモンのどうぐを集めたいから2枚などですね。
火力源となるポケモンのどうぐの枚数についてです。
たべのこし以外は使い回せないし、コストとしてではなくポケモンのどうぐとしての運用も考えるので多めに入れたい。でも何枚ぐらいがいいかわからないですよね。
そのような時は火力を出す必要があるマッチアップを、なるべく現実的な状況でイメージします。
今回は耐久力を武器としているアルセウスギラティナを仮想敵とします。
300ダメージ(ぽいぽいシェイク6枚トラッシュ)を3回出す必要がありますね。
さらにたべのこしが1枚サイド落ちだと想定すると、たべのこし以外で3枚トラッシュする必要があるので最低9枚。
コストで捨てられることまで考慮すると11枚ぐらいあったら余裕がありそうです。
内訳を考えます。
今までの考察で候補になっていたポケモンのどうぐはたべのこし、森の封印石、勇気のおまもり、学習装置です。
たべのこしは4枚で確定とします。
森の封印石はポケモンのどうぐとして効果を発動するのはゲーム中で1回のみなので、4枚入れる必要はなさそうです。多く入れていると序盤の事故を解消できるカードなので2-3枚ぐらいがちょうど良さそうに感じます。
勇気のおまもりはほぼ全てのポケモンに効果を発揮します。効果も使い心地がよくロスト対策として機能しそうなので4枚入れてもよさそうです。
学習装置を効果的に使えるのはマラカッチだけです。バトル場のきぜつするマラカッチにジェットエネルギーがついていると、学習装置の効果を発動できるのは1体だけになります。
とは言えマラカッチで継続的に攻撃するために必要なカードなので4枚採用します。
続いてサポートです。1ターンの内に用意するカードと並行して考えてみましょう。
マラカッチがアルセウスVSTARに倒され、バトル場が学習装置と草エネルギーがついたマラカッチの状況。
このターンに必要なカードは
- エネルギー
- 後続のマラカッチ+学習装置
- ポケモンのどうぐ6枚
たべのこしがあってもハードルが高いです。博士の研究1回だけで揃えるのは難しそうなので、潤滑油となるポケモンを入れます。
ビーダルラインと序盤の事故回避役であるイキリンコexを1枚ずつ追加し、ドローサポートを博士の研究4枚のみにしてみましょう。
また、学習装置をロストスイーパーで壊されたり効果でマラカッチをきぜつさせられたら、後続が攻撃できなくなってしまいます。
その時代わりになるのがキバナです。
キバナを使うと継続攻撃はできますが打点は最低限でしょう。
緊急時の役割を果たすカードですが絶対に使いたいタイミングは存在するので2枚の採用とします。
ボスの指令は様々な使い方ができ、試合の流れを変えられる強力なカードです。
ただしサポートなので自分の手札や盤面は強くなりません。
前述の通り盤面を固める展開の方が多そうなので試合に1回使う前提で2枚採用します。
その他のカードとして、いれかえカートはヤレユータンVをバトル場に出したりベンチにひっこめたりしたいので、最大枚数の4枚採用します。ロスト対策にもなりますね。
他にもロスト対策でマナフィを1枚投入。
マラカッチ4体だとアタッカー不足になる可能性があるのですごい釣竿も1枚採用します。
このデッキに展開力はそこまで必要ありません。
ほとんどたねポケモンのみでの構成且つ1ターン目から場に並べたいカードはマラカッチ1枚のみだからです。
一旦ネストボール4枚、ハイパーボール4枚で様子を見てみます。
そんな感じで仮組み終了です。
仮組終了時点でのデッキはこちら!→公式リンク
ここからは実践で、イメージトレーニングでは発見しきれなかった課題や改善点を踏まえて、デッキの改良作業を何度も繰り返します。
- ビーダルは立てにくいのでミュウexとドロサポに変更。
- ヤレユータンVとイキリンコexが負け筋になるのでボタンを採用。
- 釣竿で戻したいカードがほぼマラカッチしかないのでメタモンに変更。
- 釣竿を抜くとマナフィを使い回せないので耐久力のあるかがやくアマージョに変更。
- ファッションモールの役立つ場面が多かったので増量。
以上で満足いくレシピになりました。
デッキレシピはこちら!→公式リンク
エピローグ
以上が僕流のデッキ構築理論でした。
まとめると、構築段階から実際の試合をイメージトレーニングすることが最も重要です。そのおかげで仮組と完成のレシピはほとんど変わっていませんよね。
思考を言語化することで長くなってしまいましたが、1つ1つの工程は難しくありません。
今後自分が好きなカードでデッキを組もうと思った時に、この記事の内容を少しでも思い出していただけたら幸いです。
今回は以上です。ありがとうございました!