プロローグ
おはようございます。バツローグです。
今回は7月15日に開催された桃屋杯に参加した時の対戦をレポートしていきます。
WCSレギュレーションのBO3形式、所謂世界大会を想定して組まれたルールです。
国内では経験することが少ないBO3での対戦レポートなのでぜひご覧いただけたらと思います。
使用デッキ
カードプールも世界大会準拠のため、スノーハザード・クレイバースト収録のカードまでが使用可能です。
JCSのために準備したノウハウが転用できます。
メタ分布が広く、サーナイト・ロスト・ルギア・ミュウ・アルセウス・パオジアンが群雄割拠のように点在しています。
各テーマ内でもいくつか派生が存在する、混沌とした環境です。
僕はパオジアンexデッキを使いました。
以前のコラムにて紹介したジェットエネルギー型ではなく、アルセウスVSTARとポケストップを搭載した型です。
わななくれいきで山札からエネルギーを集め、かくしふだとポケストップの濃度を上げます。クロススイッチャー+キャンセルコロンでげっこうしゅりけんを通したり、スーパーエネルギー回収からヘイルブリザードで一撃火力を出すなど相手に合わせた攻め方が可能です。
アルセウスVSTARは各プランに必要なカードをスターバースで集める役割だけでなく、継続火力を出すアタッカーとしても運用できます。
回ればどのデッキにも有利が取れる魅力に惹かれて使用しました。
対戦レポート
1戦目 ターボパルキア+パオジアン 先 〇✕〇
1本目:先行2ターン目でセグレイブを立ててヘイルブレードで相手のパオジアンexを倒します。
パルキアVSTARのあくうのうねりでカウンターされますが、ヘイルブレードでカウンターします。同じ流れをもう1度繰り返して勝利。
セグレイブが入っていないのでパルキアを集中的に倒すことを意識して2戦目に臨みました。
2本目:後攻1ターン目にセビエを1体しか出せず、クロススイッチャー+あくうのうねりでセビエが倒されます。次のターンもセビエを1体しか出せずボスの指令で倒されます。
クロススイッチャー+ナンジャモでベンチのエネルギーがついていないパルキアVを縛り、セグレイブに進化する時間を稼ごうとするも解決札を引かれて投了。
3本目:相手の場のパルキアVが1体だけだったので、2ターン目にクロススイッチャー+ヘイルブレードで倒します。
次のターンもパルキアV1体だったので再度呼び出してヘイルブレードし、もう1度攻撃して勝利。
2戦目 アルセウス+ジュラルドン+ブラッキー 先 ××
1本目:相手の初手はかがやくフーディン。ウーラオス+インテレオンの連撃デッキと思い込みvipパス2枚でセビエ・セビエ・マナフィを展開します。相手のターン、ベンチに出てきたのはアルセウスVとブラッキーV。。。
トリニティチャージで番を返されます。手札の唯一の展開札であるルミナスサインでカイをサーチ。セグレイブに進化させ、ヘイルブレードでアルセウスVを倒します。
返しにダークシグナルでセグレイブを呼ばれ、頂への雪道+ナンジャモされながらセグレイブを倒されるという手痛いカウンターを喰らいます。
マナフィやネオラントVを置いている影響でベンチが狭く、頂への雪道で思うように動けず投了。
2本目:初手マナフィ且つネオラントVから展開しなければならないという、1試合目と似たような展開から始まります。
ヘイルブレードでバトル場のアルセウスVを倒しますが、頂への雪道+ボスの指令でセグレイブが倒されます。完全に同じ道を辿ってしまいそのまま押し切られました。
2本目はトリニティチャージではなくベンチのアルセウスVに基本エネルギーを手張りしていたので、あえてアルセウスVを倒さず、番を回していたら展開が変わっていたかもしれません。
3戦目 ロストバレット 後 ×〇〇
1本目:相手のあなぬけのひもにかがやくゲッコウガを壁にしておとぼけスピットを受けます。相手の場にマナフィがいなかった(サイド落ち)のでげっこうしゅりけんでキュワワーを2枚取り。
返しにロストマインでセビエとかがやくゲッコウガを2枚取りされます。
すごい釣竿から再度げっこうしゅりけんを狙いますが、パーツが揃わなかったのでアルセウスVSTARのトリニティノヴァでヤミラミを撃破。
ツツジで手札が流され、げっこうしゅりけんのプランがまた遠ざかります。相手はロストマインを連打し、サイドは4-5に。
クララでヤミラミと超エネルギーが手札にあることが確定で、ロストマインを使われると負けな状況になりました。
スターバースでナンジャモを使い、ターンが返ってくることを祈りますがロストマインされて負け。
2本目:後攻1ターン目でマナフィを出されますが、返しにクロススイッチャー+キャンセルコロンでげっこうしゅりけんを通します。返しにロストマインまで到達され、セビエとかがやくゲッコウガが狙われます。パオジアンex、ネオラントVで1体ずつ倒し、サイド差が開きました。
ミラージュゲートでカイリューVを用意されたので、あなぬけのひもでマナフィを壁にします。
ツツジ+ロストマインでセグレイブが倒され、次のターンもエネルギーが引けずマナフィも倒されます。
しかし盤面にエネルギーが4枚あったため、ルミナスサインからボスの指令でカイリューVを呼び、ヘイルブレードで倒して勝利。
3本目:相手がヤミラミ2体とマナフィのみの盤面で番が回ってきました。ヘイルブレードで1体倒し、残りをキャンセルコロン+げっこうしゅりけんで倒して勝利。
4戦目 サーナイト+ミュウツーVUNION 後 ×-
一時話題になったリバーサル型のサーナイトデッキです。(対戦相手はサーニーゴ選手)
1本目:序盤からマナフィ2面置きされてげっこうしゅりけんを完全にケアされてしまいます。
1体のマナフィをボスの指令で倒した返しにマナフィを出されず、げっこうしゅりけんのチャンス到来でしたが、上手くパーツが揃わず。
グダグダとサイドレースに付き合い、リバーサルエネルギーが2枚ついたサーナイトのブレインウェーブと、ミュウツーVUNIONのファイナルバーンで捲られて負け。
2本目:相手のマナフィが1体でターンが返ってきます。かくしふだのドローで水エネルギー、ふしぎなアメ、キャンセルコロン、クロススイッチャーのいずれか2枚を引けばげっこうしゅりけんが通る盤面。
そこでなんと水エネルギーとクロススイッチャーを引けたので、スターバースで残った2枚をサーチしてラルトスを2面取りしようとします。今回の場合はふしぎなアメとキャンセルコロンですね。
スターバースをした後の手札を見たらふしぎなアメがない代わりにクロススイッチャーが3枚。。。
強烈なプレイミスをしてしまい、相手のマナフィをバトル場で放置したまま番を返します。2体目のマナフィは出されましたが幸いにも相手の盤面はあまり進みませんでした。
相手視点はサーナイトexを簡単に出せないので、リバーサルエネルギーを1枚つけたサーナイトのブレインウェーブで打点を刻んできます。新品のポケモンと入れ替えて攻撃し残りサイドを2枚、相手6枚まで差をつけたところで時間切れ。
サイドを取り切れず2本目が引き分けとなり1本目取られていたのでマッチ敗北になりました。
5戦目 アルセウス+ギラティナ+アローラロコン 先 〇〇
1本目:トリニティチャージでアローラロコンVにエネルギーを集めていたので、返しにボスの指令+トリニティノヴァでアローラロコンVを倒します。
アルセウスVSTARで攻撃された返しにヘイルブレードで倒し、ロストインパクトで倒され、ヘイルブレードで取り返して勝ち。
2本目:今度はトリニティチャージでギラティナVにエネルギーを固めていたため、アルセウスVをヘイルブレードで倒します。
ロストインパクトで倒されますが、相手の場にほとんどエネルギーが残っていません。準備ターンを1ターン作り、クロススイッチャーで先に脅威となるアローラロコンVをトリニティノヴァで倒します。
ヘイルブレードでギラティナVSTARを倒して勝ち。
6戦目 ロストギラティナ 先×〇-
1本目:後攻1ターン目のアビスシークでアクロマの実験をロストに送っていたので、手札にアクロマの実験があると予想し、ナンジャモで流します。
そのままヘイルブレードでギラティナVを撃破。
次のターンマナフィが出ていなかったのでげっこうしゅりけんでキュワワーを2体取りし、サイド差を大きく広げます。
返しにボスの指令とギラティナVのひきさくでセグレイブが倒されます。再度セグレイブを立てたら勝ちでしたが、最後のふしぎなアメが残り2枚のサイドの中に埋まっていました。
かがやくゲッコウガに手張りして番を回すもロストマインで狙われ、アタッカーがいなくなって負け。
2本目:今度は序盤からマナフィを出されましたが、キャンセルコロン+クロススイッチャー+げっこうしゅりけんでキュワワーを2枚取りします。
残りサイド2枚で頂への雪道+ナンジャモが飛んできてこちらの展開が止まり、その間にロストマインでセグレイブが倒されます。
それでもまだ場にエネルギーが4枚残っていたので、エネルギー手張り+ボスの指令で相手のギラティナVSTARをヘイルブレードで倒して勝利。
3本目:試合残り6分からのスタート。相手の先行1ターン目の頂への雪道が刺さりこちらの展開はビタ止まりしてしまいました。
その間にロスト10まで溜められ、ロストマインで盤面を荒らされます。
時間切れになって引き分けになりましたが、もし続いていたら負けていた試合でした。
最終結果は3勝2敗1分けでした。
反省会
パオジアンのデッキは展開をわななくれいきとかくしふだに頼っているので、手札干渉+頂への雪道を同時にされると成す術がなく負けてしまいがちです。
今大会でも負けた要因のほとんどが頂への雪道でした。
スタジアムを増やすことと、終盤に手札干渉されても解決しやすくなる山札作りがデッキの課題です。
また、展開カードの種類が多いため、選択肢が広く、コンボパーツの種類も多いのでプレイングが難しいデッキだと感じました。
回った時のパフォーマンスは環境デッキの中でもトップクラスに高いので、構築やプレイングで再現性が増したらWCSの最有力候補にしていたと思います。
まあWCS出られないんですけどね!
エピローグ
今回の桃屋杯はWCSに参加する選手が全国から集まっており、いつも以上にハイレベルな大会になっていました。
その中で中間より上の成績を取れたことは誇らしく思います。
今年のWCSは観戦者としての参加ですが、選手として参加した去年の時と同じぐらい練習しました。
正直僕には必要のない練習ですが、WCSを観戦するにあたって環境に詳しい方が大会をより楽しめると思います。
一緒に練習した友人も多くWCSに参加するので、練習の成果が実を結ぶのことを心から祈っています。
今回はこれで以上です。ありがとうございました!