プロローグ
おはようございます。バツローグです。
なんとポケカ四天王になりました。わーい!
ということで、11月4日に開催された四天王決定戦で勝ち抜き、四天王の座を手に入れました。
全試合配信だったので、僕の試合を見てくていた人もいるのではないでしょうか。
今回は、四天王決定戦に用いたデッキと、試合の振り返りを綴ろうと思います。
内容が長くなってしまったため、2部構成でお届けします。前編はデッキ解説と1戦目の試合レポートです。
後編と合わせてご覧ください。
環境考察
四天王決定戦は、他の大会とは大きく異なります。
まず参加者が8人で、事前に決まっているメンバーです。
有象無象のデッキに当たる可能性を考える必要は無く、自分以外の7人に勝てるデッキを考える必要があります。
つまり最初に重要なのは、7人の使用デッキを予想することです。
7人は全員知り合いなので、どういったデッキが得意か知っていました。
この7人も同条件なので、僕のデッキを予想した上で使用するデッキを選択してくるでしょう。
僕のデッキは最近の傾向から、第一候補としてパオジアンexを選択すると予想されていると考えていました。
しかし、僕は去年の四天王決定戦でオムスターVを使っているので、ブラックボックスを使ってくる可能性も視野に入れられていたのではないかとも思っていました。
当時は「古代の咆哮/未来の一閃」の発売直後の環境です。
強力なカードが多数収録されており、世間では環境が定まってなかったので、直近のシティリーグ等の大会結果はさほど参考になりません。
また、対戦形式はBO3なので、捲りに特化したデッキは選択しにくいです。(3本目にもつれて時間切れになった場合、残りサイドの少ない方が勝利になるため)
トーナメント形式ですが、少し特殊でした。
簡単に説明すると、2敗する前に2勝したら四天王です。最大でも対戦する相手は3人のみです。
その結果、各プレイヤーの使用デッキの予想は、
ササキヒロム : パルキアVSTAR
ネヅナチ : ミュウVMAX
カトウタイセイ : ロストギラティナ
ヤマグチヨシユキ : パオジアンex
イトウシンタロウ : パオジアンex
シマダダイチ : ミュウVMAX
イシヤマリョウタ : ロストギラティナ
でした。(結果的に3人正解、4人外れ)
以上を踏まえて、各デッキに不利を取らないパオジアンexを選択しました。
デッキ解説
今回使用したパオジアンexは、直近の沖縄の自主大会でヤマグチヨシユキが使用し優勝した、パオジアンexと近い構築です。
ボスの指令やクロススイッチャーを採用せず、パオジアンexとテツノカイナexでバトル場のポケモンを3体倒すプランに特化されています。
既存の構築では、キャンセルコロンとクロススイッチャーでげっこうしゅりけんを通し、2枚取りする構築が主流でした。
ごっつぁんプリファイでも同数のサイドを取れるので、げっこうしゅりけんのためのカードが必要ないという判断です。
相手のベンチを呼ぶカードを採用しないことでデッキスペースを作り、空いた枠にボール系を流し込みます。
その結果安定感が大きく上がり、ビーダルが簡単に立つようになりました。
サポートをカイ4枚に絞り、ポケストップのバリューを最大まで引き上げ、ビーダルやかがやくゲッコウガにドローを任せて展開します。
この構築が出回っていたため、不意をついてベンチを呼べるカードとしてカウンターキャッチャーを採用しました。
トドロクツキexやミライドンex等の後攻1ターン目からサイドを取るデッキに対して刺さります。
また、ミュウVMAXはほぼ確定で1人以上使ってくることが予想できたので、ドラピオンVを採用しました。
対戦解説
魂の1戦目 ネヅナチ ミュウVMAX ×○○
マッチ1 先行
バトル場がパオジアンex、展開札がハイパーボール2枚のみ。
1枚目のハイパーボールでかがやくゲッコウガを呼び、更なる展開札に繋げようとしたが引いたのはセビエ1体のみでした。
ブロックスライダーで1体のセビエを倒されても、パオジアンexでカウンターできるため、残りのハイパーボールではビッパを呼んで番を回します。
あなぬけの紐を使用され、かがやくゲッコウガをバトル場に出します。
予想通りブロックスライダーでセビエが倒されました。
しかしかがやくゲッコウガが逃げられず、コオリッポを倒せない状況。
ここでサイドを取れなかったらサイドレースで捲れません。入れ替え札を探しに行くも引けず投了。
あなぬけの紐でセビエを出していても、サイコジャンプでゲノセクトVを壁にされていたと思うので不利状況は変わらなさそうでした。
マッチ2 先行
またも初手の展開札がハイパーボール1枚のみ。
かがやくゲッコウガからバトルVIPパスに繋げて非exのみで盤面を展開します。
相手はあまり展開されずゲノセクトVをバトル場にして番を返されます。(たねが大量にサイド落ちしていたらしい)
順調に展開し、ヘイルブレードでサイドを2枚展開。
ミュウVMAXで返されますが、干渉系のカードを出されなかったので、ドラピオンV+ベンチ3エネルギーつきのかがやくゲッコウガを用意。
ドラピオンVが倒されてもげっこうしゅりけんでメロエッタを倒してサイドを取りきるプランでした。ダイナミックテールでミュウVMAXを倒し、プランが通って勝利。
何度か処理順を間違えてポケストップやかくしふだを使えなかった番がありました。
マッチ3 後攻
お相手展開札引けず、2体でフュージョンシステム。
タウンデパートから森の封印石に繋げ、大量展開へ。ミュウVをバトル場にして番を返されます。
こちらはバトルVIPパスからかがやくゲッコウガを展開し、かくしふだから2枚目のバトルVIPパスへ。ダイナミックテールでサイドを先制します。
ジャッジマンで手札を流され、ミュウVMAXでカウンターされます。
パオジアンexをバトル場に出し、ヘイルブレードでミュウVMAXを倒すプランへ。
しかし、ここでセグレイブが立っていない事に気付く。
当日最大のミスでした。「今までそんなんした事ないよ〜」はこの事です。
その後、はたらくまえばの2枚で奇跡的にカイを引き当てて解決してしまう。。
ヘイルブレードの打点はミュウVMAXを倒せるまでに届かず、240で刻みます。
後続にミュウVがおらず、こちらの手札が1枚だったため、手負いのミュウVMAXそのままでビーダルを狙ってきます。
わななくれいき、かくしふだから手札を揃え、ごっつぁんプリファイに繋げてサイドを4枚取りして勝利。
この試合1つを切り取っても、プレイミスが多発していて、試合後は項垂れていました。
マッチ3はもしパオジアンexを場に出していなかったら、カイを引けていなくても非exのみで番を返せていたので結果的に勝てる可能性が高かったと思います。本当に危険なプレイ。
エピローグ
あと1勝すれば四天王になれるのに、次に対戦するのはイシヤマリョウタのエヴォリューション型リザードンex。
しかもリククラゲ入りと、ピンポイントでパオジアンexのメタカードが積まれています。
練習したことがないデッキで、焦りながら対戦に臨みました。
この後の2戦の試合解説は後半に続きます。お楽しみに!
今回は以上です。ありがとうございました!
後編はこちら
【バツローグ】四天王決定戦解説!〜後編〜