はじめに
YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です!
今回は《黒魔女ディアベルスター》のギミックを採用した、【罪宝青眼】のデッキについて解説していきます。
遊戯王を代表するキャラクターの海馬瀬人が使うカードであり、遊戯王を代表するカードでもある《青眼の白龍》。
9期に大幅な強化を受けて、2016年の世界大会で優勝する程の結果を残した強力なデッキになっていました。
しかし、そこから8年経った現代では、目立った強化は少なくなりました。
融合や儀式路線だったり、アニメ再現などのファン要素優先の細々としたものが続いており…
9期に一度完成されたシンクロ軸のベースでは、事実上強化はほぼない状態でした。
そこで今回紹介する構築は、9期で確立したシンクロ軸に、汎用出張セットの【罪宝】と【ディアベルスター】を混ぜて強化したデッキとなります。混ぜる利点としてはシンクロ召喚でレベル1チューナーを共有できる点です。
【ディアベルスター】は《原罪宝-スネークアイ》でレベル1炎属性を調達できるので、自己蘇生可能なチューナーの《ジェット・シンクロン》を確保できます。
これによって【ディアベルスター】のギミックは1枚で場にレベル1モンスターを召喚権使わずに確保でき、《ワンチャン!?》で【青眼】の重要カードである《青き眼の賢士》や、《太古の白石》をサーチできて両テーマのシナジーがかなり優れています。
構築について
▶デッキレシピ(遊戯王OCGカードデータベース)
※リミットレギュレーションは2024年4月となります。
採用カード解説
当然ですが、このデッキの主役です。
…と言ってもこのカードが場に出てメインで戦うことは少ないです。
基本的に《青眼の亜白龍》を見せるために手札に必要だったり、《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》と、《深淵の青眼龍》の効果を使うために墓地に置いておく必要のあるカードとなっています。
このカード自体が通常モンスターで《竜の霊廟》でもついでに落とせたり、《ドラゴン・目覚めの旋律》でサーチできるので、調達する手段は豊富です。
3枚採用するとデッキの事故率が上がり、かと言って1枚だと相手に除外された場合のリスクや取り回しが悪くなるので2枚採用としています。
《青眼の亜白龍》 2枚
言わずとも知られたもう一つの《青眼の白龍》。
《ドラゴン・目覚めの旋律》から簡単に出せる除去効果持ちの3000アタッカーです。
後手なら強力なカードです。
先攻であれば返しのターンでも出す運用を考えて、2枚採用としています。
《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》 1枚
現状の【青眼】における影のエースです。
《青眼の白龍》が墓地にいる必要はありますが、破壊を介する時に手札・墓地から特殊召喚できる手軽さに加え、味方を守る効果と戦闘時のバウンス効果が非常に強力です。
《深淵の青眼龍》 1枚
こちらも《青眼の白龍》が墓地にいることで効果が真価を発揮するカードです。
このデッキでは特殊召喚した場合に《融合》を手札に加え、エンドフェイズにレベル8以上のドラゴン族モンスター1体を手札に加えられます。
《太古の白石》で出すカード筆頭で、サーチはやや遅いですがこのカード単体で2枚サーチと大きくリソースを稼げます。
《青き眼の賢士》 3枚
このデッキのサーチ担当の下級です。
手札を落とせる時は《太古の白石》をサーチし、展開に使わない時は《エフェクト・ヴェーラー》をサーチして1妨害となります。
《太古の白石》 3枚
このデッキで墓地に落としたいカード筆頭です。手札にある場合は《黒魔女ディアベルスター》で落とすことも可能であり、《竜の霊廟》では《青眼の白龍》とセットで落とします。
場か墓地に《青眼の白龍》か、《青眼の亜白龍》がある場合はエンドフェイズに《深淵の青眼龍》をリクルートします。
また、このカードは墓地効果にターン制限がないので、《青眼の白龍》がなくても2枚を墓地に落とせれば、最初に《青眼の白龍》をリクルートしてから、《深淵の青眼龍》をリクルートすれば効果発動の条件を満たせます。
《黒魔女ディアベルスター》 2枚
【罪宝】の出張ギミックです。
出張ギミックと言うより、出張前提のデザインでもあります。
《黒魔女ディアベルスター》自体の展開が容易なので、コストとして手札の《太古の白石》を墓地に送れるので無駄が少ないです。
持ってくるカードとしては《原罪宝-スネークアイ》となり、このカードで《ジェット・シンクロン》をリクルートできます。
《黒魔女ディアベルスター》自体がレベル7なので、場に余ればレベル1チューナーとのシンクロで、星8シンクロや《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》を経由して、星9シンクロに繋げることもできます。
《ジェット・シンクロン》 2枚
お馴染みの自己蘇生可能な炎属性・レベル1チューナーです。
このデッキでは《原罪宝-スネークアイ》でリクルートされるモンスターとなります。
☆EXの採用カードについて
基本的にレベル1チューナーが多いデッキなので、素材となる非チューナーの星7と8に合わせてレベル8~10のシンクロを採用することになります。
特に星9シンクロは出番が多いです。
また、レベル1同士でエクシーズもできるので、《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》から定番の直接攻撃で、《ダウナード・マジシャン》を重ねて4素材の《天霆號アーゼウス》を出す動きもできます。
回し方について
▼自分のマスターデュエルの動画でも動きを実際に紹介しています。
【遊戯王マスターデュエル】 美しきブルーアイズで戦場を舞う 『罪宝青眼』 【ゆっくり解説】
どうしてもこの【青眼】には1枚初動がないので、基本的な2枚初動を解説していきます。
《青き眼の賢士》+《目覚めの旋律》
- 《青き眼の賢士》を召喚、《太古の白石》を手札に加える
- 《目覚めの旋律》で《太古の白石》を捨てて、デッキから《青眼の白龍》と《青眼の亜白龍》を手札に加える
- 《青眼の白龍》を見せて《青眼の亜白龍》を特殊召喚
- 《青き眼の賢士》と《青眼の亜白龍》で《青眼の精霊龍》をシンクロ召喚
- エンドフェイズ、《太古の白石》の効果でデッキから《深淵の青眼龍》を特集召喚
- 《深淵の青眼龍》の効果を2回発動し、《融合》と《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》をそれぞれ手札に加える
これで《青眼の精霊龍》の1妨害と、《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》が相手ターンにも出せるので後続となります。
つぎに回って来た自分ターンで、《ガーディアン・キマイラ》を融合召喚して、効果を発動し、相手のカードを破壊。
破壊をトリガーで《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》が場に出てきて、そのまま総攻撃でゲームセットに持って行ける綺麗な動きができます。
また、《太古の白石》の墓地効果で墓地の【青眼】モンスターを手札に回収できるので、《ガーディアン・キマイラ》の融合素材は揃えやすいです。
さいごに
いかがでしたか?
【青眼】の新規はずっと出ていますが、骨組みとなる動き自体が9期時代から大きく変わっておらず、今後の新規に期待大なテーマでもあります。皆さんもぜひ、手に取って遊んでみてください!
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