【湯蔵ちゃんねる】遊戯王「マテリアクトル」デッキ紹介!

はじめに

こんにちは!
YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です。
今回解説するデッキは「WORLD PREMIERE PACK 2021」で登場した海外先行テーマであった【マテリアクトル】についてです。

【マテリアクトル】の初登場時は非常に少ないカード数で長らく新規カードに音沙汰がなく、長らく放置されていたカテゴリとして有名でした。
2024年10月の「SUPREME DARKNESS」で新規カード5枚が追加され、ようやくデッキ構築の現実的なカテゴリとして機能するようになったと言えます。

新規も加わった【マテリアクトル】の特徴としては、X素材のカードを直接手札に加える効果が多いところです。
そちらとシナジーさせるためか、デッキや墓地のカードを素材にする効果も新規でより深く拡張されるようになりました。
その他、メインデッキのモンスターはレベル3通常モンスターに関連する効果を持つのも共通要素となり、ランク3や通常モンスターサポートと相性が良いカスタマイズ性に富んだテーマとなりました。

採用カード

《マテリアクトル・ギガドラ》 3枚

初期の【マテリアクトル】唯一の下級モンスター。
元々手札コストでランク3展開できるカードでしたが、新規によってちゃんとした1枚初動になりました。
文句なしの3枚採用です。

《マテリアクトル・エクサレプト》 3枚

シンプルな展開とサーチ効果で貫通札にもなる優秀な下級です。
手札に余ってしまっても戦闘時の打点パンプ効果を持っているので腐る心配もあまりありません。これも3枚採用となります。

《マテリアクトル・ゼプトウィング》 3枚

サーチ効果持ちの下級です。
サーチに加えて墓地に通常モンスターがいると蘇生効果も使えて大きく展開が伸ばせます。
基本的に【マテリアクトル】の展開は別のカードで展開してから中継地点でこのカードを挟むことになります。
素引きしても単純に手数になるのでこれも3枚採用です。

《プリマ・マテリアクトル》 1枚

新種となる【マテリアクトル】通常モンスターです。
【原石】ギミックで取り回しの良くなる2枚目の通常モンスターとして採用しています。
ペンデュラムモンスターなのでX素材にしないと墓地に行かないのが難点。
しかしペンデュラム効果で自身をX素材にしながら1枚ドローできる【マテリアクトル】ネームで、2枚目の通常モンスターとしては便利なポジションです。

《音速ダック》 1枚

音速で歩けるダック。
そのすさまじいスピードに対応できず、コントロールを失うことが多い。
星3通常モンスターで最も攻撃力の高い1700という数値から採用しています。

《原質の炉心溶融》 1枚

テーマの核となる永続魔法です。
デッキトップをめくる効果にランダム要素があり、初動としてやや不安定なので1枚採用です。
デッキトップをX素材として【マテリアクトル】エクシーズに供給できる効果は、【マテリアクトル】はX素材のカードを手札に加える手段が多いため、実質的にドロー効果にも使用できます。
デッキトップをめくる効果には操作要素もあるので、このカードを駆使して自在にX素材を与えるのが【マテリアクトル】の特徴的な動きとなっています。
《マテリアクトル・エクサガルド》でサーチすることも可能であり、採用するなら1か3枚の好みが分かれるカードです。

《原質の臨界超過》 1枚

テーマの妨害手段となるカウンター罠です。
相手のあらゆる発動を万能無効にしつつ、条件となる【マテリアクトル】エクシーズのX素材を自分の手札に加えます。
基本的に素材になるモンスターカードは、実質デメリット効果になりますが、《原質の炉心溶融》などでうまく魔法や罠カードを素材にしている場合は魔法罠のX素材を選ぶことで、実質追加のメリット効果を得られます。
ターン1の罠カードですので、1枚採用です。

《SRベイゴマックス》 3枚

SRベイゴマックス


《SRタケトンボーグ》 1枚

SRタケトンボーグ

ランク3を作れる便利出張セットです。
【マテリアクトル】の展開に通常モンスターを挟む必要があるので完全に初動にはなりませんが、手数兼貫通札として採用しています。

《原石竜アナザー・ベリル》 1枚

《原石の皇脈》 3枚

原石の皇脈

《原石の穿光》 1枚
《原石の鳴獰》 1枚

通常モンスターテーマのため、相性の良い【原石】セットです。
リソースとなる置物、手数から妨害手段まですべてこなせます。

《霊王の波動》3枚

霊王の波動

この構築の特徴として強力な手札誘発罠である《霊王の波動》を採用しています。
このカードのデメリットで使えなくなる属性のカードは、できるだけ構築上採用していません。
しかし《SRベイゴマックス》は発動しないモンスター効果として、自力で特殊召喚できるのでデメリットを差し引いても強力なモンスターカードは採用しています。

☆EXデッキの採用

《マテリアクトル・エクサガルド》 2枚

【マテリアクトル】のエースモンスターであり、基本的にこのカードを出すのが目標です。
自身のX素材を手札に回収する効果は、【マテリアクトル】以外のカードも1枚含められるので、《原質の炉心溶融》で手札誘発などを素材として供給し、このカードの効果で手札に加えることで追加の妨害ともなります。
このようなシナジーを意識して、この構築では手札誘発の採用は多めにしています。

《マテリアクトル・ギガヴォロス》 1枚

【マテリアクトル】初期のエクシーズモンスターです。
《マテリアクトル・エクサガルド》や他のランク3を出す事が多いのであまり率先して出す事はありませんが、X素材の経由地点や手札が多い時の打点要員として役立ちます。

《エクシーズ・アーマー・トルピード》 1枚
《エクシーズ・アーマー・フォートレス》 1枚
《FA-ダーク・ナイト・ランサー》 1枚

お馴染みのエクシーズの汎用セットです。
このデッキではランク3から展開する為、《エクシーズ・アーマー・トルピード》から展開します。

回し方

展開例として初動となる《マテリアクトル・ギガドラ》 +手札コスト1枚の展開を解説します。

  1. 《マテリアクトル・ギガドラ》召喚、起動効果で手札を1枚捨ててデッキから《音速ダック》を特殊召喚
  2. 《マテリアクトル・ギガドラ》と《音速ダック》を素材に《マテリアクトル・エクサガルド》をX召喚
  3. 《マテリアクトル・エクサガルド》の起動効果でX素材の《音速ダック》を取り除き、デッキから《マテリアクトル・ゼプトウィング》を特殊召喚
  4. 《マテリアクトル・ゼプトウィング》の効果で、《原質の臨界超過》をデッキから手札に加えつつ墓地の《音速ダック》を特殊召喚
  5. 《マテリアクトル・ゼプトウィング》と《音速ダック》で好きなランク3、この展開ではメインデッキの消費がコンパクトな《エクシーズ・アーマー・トルピード》をX召喚
  6. 《エクシーズ・アーマー・トルピード》の起動効果でX素材を2枚取り除いて1枚ドロー
  7. 《エクシーズ・アーマー・トルピード》の上に《エクシーズ・アーマー・フォートレス》をX召喚
  8. 《エクシーズ・アーマー・フォートレス》の起動効果で、X素材を1枚取り除いてデッキから《フル・アーマード・エクシーズ》を手札に加える
  9. 手札の《原質の臨界超過》と《フル・アーマード・エクシーズ》をセット

盤面:《マテリアクトル・エクサガルド》+《エクシーズ・アーマー・フォートレス》+《原質の臨界超過》+《フル・アーマード・エクシーズ》+1枚ドロー

《マテリアクトル・エクサガルド》と《原質の臨界超過》で2妨害。
《フル・アーマード・エクシーズ》で相手ターンに《エクシーズ・アーマー・フォートレス》の上に、《FA-ダーク・ナイト・ランサー》を重ねて、墓地効果と組み合わせることで3つ目の妨害として活用できます。
最低限の展開ですが、1枚のキーカードでここまで動けます。
手札に他の展開札があれば《マテリアクトル・エクサガルド》で《原質の炉心溶融》をサーチしたり、ランク3をもう一体立てたり【原石】でも妨害を構えられたりと自由度が非常に高いのが特徴です。

マスターデュエルの動画でも解説しています。

【遊戯王マスターデュエル】 救済されし未知なるランク3テーマ 『マテリアクトル』 【ゆっくり解説】

【遊戯王マスターデュエル】 救済されし未知なるランク3テーマ 『マテリアクトル』 【ゆっくり解説】
※湯蔵ちゃんねる様画像提供

構築について

▶デッキレシピ(遊戯王OCGカードデータベース)
※リミットレギュレーションは2025年7月となります

さいごに

いかがでしたか?
【マテリアクトル】はデッキトップからカードをX素材に加えてワクワク感のあって楽しいデッキです!
これを機に、ぜひ手に取って遊んでいただければ幸いです!

湯蔵チャンネル