【湯蔵ちゃんねる】2025年1月リミットレギュレーション解説!【禁止・制限】

はじめに

こんにちは!
YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です。
今回は2025年1月1日より適用された、遊戯王OCGのリミットレギュレーションについて解説していきます。

注目ポイントは?

前回の改訂から【デモンスミス】など2024年前半を代表する環境テーマが減少。
そして怒涛の快進撃を繰り広げて来た新テーマの【ライゼオル】が、当然のフルパワーとして2024年の10月以降の環境で、ほぼ一強環境と呼べるものを築きました。
【ライゼオル】のエースである《ライゼオル・デッドデーダー》が最低保証の如く場に君臨するので、環境に挑戦するデッキは《ライゼオル・デッドデーダー》を超えられるかどうかが一つの基準点となりました。

しかし、【ライゼオル】一強環境であるのは変わりないものの、それに対抗できる強みを持つデッキや新規を得たテーマも出て来て、最強の【ライゼオル】の下に多種多様なテーマが存在する環境に変化。
おかげで2025年1月の改訂は非常に予想がしやすく、頭が一つ飛び抜けて【ライゼオル】を規制すればいいと考えられていました。
実際に判明した改訂本番も【ライゼオル】を意識した規制がメインであり、汎用で少し【M∀LICE】を意識した程度のコンパクトな規制内容となりました。

改訂内容

禁止カード

深淵に潜む者【無制限⇒禁止】

制限

◇新規制限カード

アーティファクト-デスサイズ【無制限⇒制限】
エクス・ライゼオル【無制限⇒制限】
封印の黄金櫃【準制限⇒制限】
闇の誘惑【無制限⇒制限】
御前試合【準制限⇒制限】

◇制限緩和カード

サイバーポッド【禁止⇒制限】

準制限

◇新規準制限カード

時空の七皇【無制限⇒準制限】

◇準制限緩和カード

EMモンキーボード【制限⇒準制限】
クロノグラフ・マジシャン【制限⇒準制限】
真竜剣皇マスターP【制限⇒準制限】
メタモルポット【制限⇒準制限】
強奪【制限⇒準制限】
十二獣の会局【制限⇒準制限】

無制限

◇制限解除カード

イーバ【準制限⇒解除】
ダイナレスラー・パンクラトプス【準制限⇒解除】
D-HERO ディアボリックガイ【準制限⇒解除】
M.X-セイバー インヴォーカー【準制限⇒解除】
竜剣士ラスターP【準制限⇒解除】
ピュアリィ・デリシャスメモリー【準制限⇒解除】
烙印開幕【準制限⇒解除】

考察

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禁止

深淵に潜む者

深淵に潜む者【無制限⇒禁止】

【ライゼオル】の使うランク4の1枚が禁止カードとなりました。
このカードは昔から使われる汎用ランク4カードで、主な用途としてフリチェの残存効果で相手1ターンの墓地効果を丸ごと封じられるのが強力でした。
禁止になった理由は単純にランク4として強いのが原因と考えられます。
【ライゼオル】では《ライゼオル・デッドデーダー》と並ぶと、着地狩りの対抗手段である墓地効果も封じられて、【ライゼオル】デッキ内でも単純に拘束力の強い効果であった強力な存在でした。

◇新規制限カード

アーティファクト-デスサイズ

アーティファクト-デスサイズ【無制限⇒制限】

エクス・ライゼオル


エクス・ライゼオル【無制限⇒制限】

封印の黄金櫃


封印の黄金櫃【準制限⇒制限】

闇の誘惑


闇の誘惑【無制限⇒制限】

御前試合


御前試合【準制限⇒制限】

《アーティファクト-デスサイズ》の制限はあまり意味がなく、次回以降への禁止への準備だと思われます。
【ライゼオル】では《エクス・ライゼオル》が明らかに強い下級モンスターでしたので、当然というレベルで制限カードとなりました。
これで【ライゼオル】のメインデッキにおける最強の下級が1枚のみになって、パワーがかなり削られる結果となりました。

《封印の黄金櫃》と《闇の誘惑》は【M∀LICE】関連の汎用パーツの規制と考えられます。
《闇の誘惑》は【M∀LICE】の中でも採用派と不採用派に分かれるカードだったので、影響力はそこまで大きくはないと思われます。

《御前試合》は最近の永続罠規制の一環でしょう。

◇制限緩和カード

サイバーポッド

サイバーポッド【禁止⇒制限】

禁止解除されるカードで、昔の凶悪なリバースモンスターである《サイバーポッド》が帰ってきます。
これは単純にリバース効果が、現代では遅い事と、フィールドにしか影響がない事を踏まえて許されたと考えられます。
実際に海外TCGでも先駆けて禁止解除されたカードでもあり、海外で活躍のニュースを聞かない当たりは、日本でも大暴れするのは難しそうな元禁止カードとなりそうです。

準制限

◇新規準制限カード

時空の七皇

時空の七皇【無制限⇒準制限】

新規準制限は1枚で、エクシーズテーマ限定のほぼ万能サーチの【時空の七皇】が1枚減ることとなりました。
手札を1枚戻すものの、流石にサーチ範囲が広く強すぎた結果となりました。

◇準制限緩和カード

EMモンキーボード

EMモンキーボード【制限⇒準制限】

クロノグラフ・マジシャン


クロノグラフ・マジシャン【制限⇒準制限】

真竜剣皇マスターP


真竜剣皇マスターP【制限⇒準制限】

メタモルポット


メタモルポット【制限⇒準制限】

強奪


強奪【制限⇒準制限】

十二獣の会局


十二獣の会局【制限⇒準制限】

準制限緩和はどれも順当なカードです。
《メタモルポット》が《サイバーポッド》に合わせてしれっと1枚緩和されているのが面白いです。

無制限

◇制限解除カード

イーバ

イーバ【準制限⇒解除】

ダイナレスラー・パンクラトプス


ダイナレスラー・パンクラトプス【準制限⇒解除】

D-HERO ディアボリックガイ


D-HERO ディアボリックガイ【準制限⇒解除】

M.X-セイバー インヴォーカー


M.X-セイバー インヴォーカー【準制限⇒解除】

竜剣士ラスターP


竜剣士ラスターP【準制限⇒解除】

ピュアリィ・デリシャスメモリー


ピュアリィ・デリシャスメモリー【準制限⇒解除】

烙印開幕


烙印開幕【準制限⇒解除】

無制限緩和はどれも順当なカードです。
マスターデュエルでも先駆けていましたが、OCGでも《D-HERO ディアボリックガイ》がついに3枚使えるようになったのもすごいです。

来期に期待のデッキ

来期で活躍が期待されるデッキは、今回規制された【ライゼオル】と【M∀LICE】。
そして【ライゼオル】の存在によって、抑えられていたその他のデッキの2タイプがすべて今後期待しています。

規制された【ライゼオル】と【M∀LICE】が、来期でも期待されるのは少し変な話ですね。
しかし【ライゼオル】が頭一つ飛び抜けて強かったのが、ようやくまともなパワーになったのと、メタ対象から少し外れるのが期待できるポイントです。
【M∀LICE】も除外メタが非常に弱いのに加えて、1月にサイバース新規で強化されるのが確定しているのもかなり期待できるポイントです。

【ライゼオル】の存在によって抑えられていたその他のデッキでは、あげるとキリがありません…。
ですが今回の禁止カードで、墓地メタの《深淵に潜む者》がいなくなることで、【メメント】や【ジェムナイト】などのデッキが戦いやすくなると思われます。
【罪宝】系のテーマも、(スネークアイ、白き森、アザミナ)12期のストーリーテーマとして次のパックでどれくらい強化されるかもかなり期待しています。
他にも【烙印】も戦いやすくなる上に《烙印開幕》の緩和。
さらに来期4月から強化が確定しているので、かなりの追い風になりそうで期待できます。

全体的にどのテーマも【ライゼオル】のパワーダウンの恩恵があり、戦いやすい環境になっていくと思われます。
1月に変に強力な新規が出て来て均衡が崩れなければ…という不安もありますが!

さいごに

いかがでしたか?
遊戯王は25周年も終盤となり、来年4月からOCGのアニメが始まって大きな変革が近い時期ともなります。
環境もわかりやすく変化すると思いますので、来年からの遊戯王も楽しんでいきたいですね!

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