はじめに
はじめまして、YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です。
今回は遊戯王の【忍者】デッキについて構築などを紹介していきます。
【忍者】と呼ばれる一般的な文化自体は日本を代表する人気コンテンツであり、そのカッコ良さやユニークなデザインは遊戯王でも昔から点々と存在していました。
遊戯王の【忍者】はリバース効果や「忍法」などのサポートを駆使したテクニカルなテーマ。
カテゴリのカード追加がバラバラな影響もあったため、カードの数は多いけど現代のテーマと比べると全体的なまとまりが薄いテーマでもありました。
しかし、2022年の夏に発売された「DARKWING BLAST」で新規カード群として登場した【忍者】が既存の裏側ギミックを残しつつ現代レベルの強さを持っています。
今回はそのような新規のカードを多く使った最新のデッキを紹介します。
構築について
▶デッキレシピ(遊戯王OCGカードデータベース)
※リミットレギュレーションは2023年10月となります。
現在の最も主流である【忍者】の構築にしました。
ベースはほぼ新規群のカードで構成されていますが、既存のサーチカードである《忍者マスター HANZO》が、しっかり現役で活躍できるデッキにもなっています。
このテーマの、主要カード及びその他の相性良いカードの採用理由及び解説をしていきます。
《忍者マスター HANZO》 3枚
このテーマのサーチカードです。
よくあるサーチ担当と比べて少し特殊な仕様になっていて、召喚に成功した時に【忍法】カードをサーチ、反転召喚・特殊召喚に成功した時に自身以外の【忍者】モンスターをサーチ。
2種類のカテゴリのカードに触れます。
今回の新規によって、初手のこのカードの召喚で《忍法 分身の術》をサーチすることで実質1枚初動です。
それについては後術する回し方で解説します。
《宙の忍者-鳥帷》 3枚
このテーマの展開においてシステムとなる相手ターンに融合する効果を持ちます。
レベルも1で低く、《忍法 分身の術》で複数リクルートしやすいのも特徴です。
《蟲の忍者-蜜》 3枚
自力で場に出られる効果と妨害効果を持ちます。
妨害効果を使うには裏側の【忍者】モンスターは必要ですが、こちらも自身のレベが低いので、《忍法 分身の術》でリクルートする時に複数体と並んで出してすぐ妨害効果が使えるようになります。
《獣の忍者-獏》 1枚
ドロー以外の方法で手札に加わるとそのまま特殊召喚できる効果と、特殊召喚かリバースした場合にサルベージする効果を持ちます。
複数採用するカードではないので1枚採用にしています。
《銃の忍者-火光》 1枚
場に出ると横に【忍者】モンスターを墓地・手札から特殊召喚する効果を持ちます。
墓地効果もありますが、どれも展開に必須の効果ではないので1枚採用にしています。
《重の忍者-磁翁》 2枚
融合モンスターのエースである《戎の忍者-冥禪》でリクルートするモンスター筆頭です。
場に出ることで2体までモンスターを永久に裏側除外できるので、相手ターンに出すと強力な妨害札として活躍します。
3積みするカードではないですが、手札に素引きしてしまうと《戎の忍者-冥禪》から出せなくなるので2枚採用にしています。
《若い忍者》 3枚
特定の条件で、自力で場に出て来られる【忍者】モンスターですが、墓地に送られると場のモンスターを表にするか裏返す効果を持ちます。
《宙の忍者-鳥帷》で相手ターン融合素材にすることで、実質このカードがフリチェーンで裏返す妨害手段にもなります。
素引きしても融合素材にできるのでこの構築では3積みにしていますが、3必須ではないのでお好みの調整で問題ありません。
《異譚の忍法帖》 3枚
相手の場にカードがある時限定ですが、シンプルに1枚から2枚にカードを増やす強力なカードです。
後手ではもちろん、先攻でも速攻魔法故に相手が《無限泡影》を使った時に発動条件を満たすので、使える場面は思ったより多いので3枚採用です。
《忍法装具 鉄土竜》1枚
【忍者】モンスター以外にも装備できる装備魔法です。
装備されたモンスターは攻撃力が500上昇し、【忍者】モンスターとして扱えます。
この効果を利用して、【忍者】カテゴリ以外の汎用モンスターに装備してテーマのサポートを受けられます。
例えば《戎の忍者-冥禪》がいると【忍者】モンスターは直接攻撃できるようになるので、高打点や複数攻撃効果持ちモンスターに装備して相手のライフを削り切る狙いも可能です。
他にもこのカードは除去効果やサルベージ効果もあって非常に多彩な使い方ができます。
《忍法 落葉舞》3枚
【忍者】か裏側モンスターをリリースしてデッキから【忍者】モンスターを特殊召喚する効果を持ちます。
自分・相手を問わないので、自分のモンスターでサクリファイスエスケープできるのはもちろん、こちらのギミックで裏返した相手モンスターをリリースする除去にも使えます。
☆EXデッキの採用について
融合の忍者モンスター2種はかなりの頻度で利用するのでフル投入しています。
【忍者】モンスターは自分が裏側になっていることもありますが、融合魔法を介さない融合召喚でも場の裏側モンスターを融合素材にできるのでかなり出しやすいです。
状況を見て展開効果を持つ《戎の忍者-冥禪》と、除去効果を持つ《冑の忍者-櫓丸》を駆使して使っていきます。
回し方について
▼こちらの動画でも動きを実際に紹介しています。
https://youtu.be/QxVCfiRDaOU?si=pGKRIrpl4WEeUdLs
【忍者】の戦術は《宙の忍者-鳥帷》を場に出して融合で《戎の忍者-冥禪》を展開し、相手ターンに《重の忍者-磁翁》をリクルートして妨害するのが基本展開です。
状況に応じて《戎の忍者-冥禪》を予め自分のターンに融合召喚したり、《宙の忍者-鳥帷》で相手ターン融合を行い《冑の忍者-櫓丸》を出して実質フリチェ除去が行えます。
今回は最も基本となる1枚で動ける展開例として《忍者マスター HANZO》1枚の初動を紹介します。
- 《忍者マスター HANZO》を召喚して《忍法 分身の術》を手札に加える。
- 《忍法 分身の術》をセットしてターンエンド。
- 相手のドローフェイズに《忍者マスター HANZO》をリリースして《忍法 分身の術》を発動。デッキから《宙の忍者-鳥帷》2体(1体は裏側で特殊召喚)と《蟲の忍者-蜜》を特殊召喚。
これで盤面に《宙の忍者-鳥帷》2体と《蟲の忍者-蜜》の計3体が並びました。
《蟲の忍者-蜜》で裏側の《宙の忍者-鳥帷》を表にしながら相手のモンスター効果無効、そして《宙の忍者-鳥帷》の融合効果で妨害が行える融合モンスターを呼び2妨害の盤面となっています。
さいごに
いかがでしたか?
【忍者】というテーマは長い歴史から今後も新規は増えていくと思います。
昔の懐かしさや最新のカッコ良さも味わえるテーマですので、ぜひ手にとって遊んでみてください!