【湯蔵ちゃんねる】呪眼デッキ紹介!

はじめに

はじめまして、YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です。
今回は2019年の2月に発売されたデッキビルドパック「インフィニティ・チェイサーズ 」で登場した【呪眼】というテーマについてのデッキを紹介します。

【呪眼】は《セレンの呪眼》という装備魔法カードを中心としたテーマで、呪われた装備魔法を駆使して戦うのがコンセプトとなっています。
遊戯王で装備魔法と言えば代表格は戦士族ですが、【呪眼】は数少ない戦士族以外の装備魔法を駆使したテーマです。
属するモンスターが全て闇属性・悪魔族で統一されており、ほとんどのカードが《セレンの呪眼》に関する効果を持っています。

初期の【呪眼】は《呪眼の王 ザラキエル》をリンク3モンスターのエースとして用意されています。
しかし素の展開力ではリンク3を出す余力があまりなく…。
実際は下級の《呪眼の死徒 サリエル》に《セレンの呪眼》を装備して戦う、低速のメタビート寄りなデッキでした。
そこから2022年10月に《呪眼の眷属 バジリコック》と《災誕の呪眼》の非常に強力な新規を得ました。
メタビートとしての側面を残しながら、《呪眼の王 ザラキエル》も出せる完成形となりました。

構築について

▶デッキレシピ(遊戯王OCGカードデータベース)
※リミットレギュレーションは2023年7月となります。

このテーマの最大の特徴は元々サーチが豊富でした。
それにも関わらず《災誕の呪眼》という爆発力を備えた、新たな初動を得たことで、あらゆるサーチ手段から《災誕の呪眼》を経由して展開することで、同じような盤面が再現できる安定感を手に入れました。
現在ではサーチ手段が3種あり、1枚初動が合計9枚採用できる高い安定感を誇っています。

次にテーマの主要カードの採用理由及び解説をしていきます。

《呪眼の死徒 サリエル》 3枚

呪眼の死徒 サリエル

このテーマの主力にして初動の1枚です。サーチ効果に加えて、《セレンの呪眼》を装備している場合はフリーチェーンで特殊召喚された相手モンスターを破壊できます。
初動にして妨害効果も併せ持つので非常にスペックの高いこのテーマの主軸です。

《呪眼の眷属 バジリコック》 2枚

呪眼の眷属 バジリコック

新規カードの1枚で、フリチェで特殊召喚できる効果を持ちます。相手ターンに【呪眼】モンスターと装備魔法である《セレンの呪眼》を素材としてリンク召喚する効果があり、これを駆使して相手ターンに【呪眼】リンクモンスターを出して、妨害数を追加できます。

《呪眼の眷属 バジリウス》 1枚

呪眼の眷属 バジリウス

【呪眼】カードをデッキから墓地に落とす効果を持ちます。
《呪眼の眷属 バジリコック》と共にレベル3なのでランク3展開に使えます。

《呪眼領閾-パレイドリア-》 3枚

呪眼領閾-パレイドリア-

サーチ効果内蔵のフィールド魔法です。
効果破壊された時の効果もあるので、《呪眼の死徒 サリエル》で自分カードを破壊しない時に破壊するカードの筆頭となります。

《災誕の呪眼》 3枚

災誕の呪眼

新規のカードにして、非常に強力な効果を持つ初動カードです。
コストでカードを2枚落として1枚サーチするというとんでもないパワーを秘めています。
このカードの使い方は回し方で記載します。

《セレンの呪眼》 2枚

セレンの呪眼

このテーマのコンセプトにおけるカードです。
耐性付与+ライフを減らして装備モンスターをジワジワ強化していく効果を持ちます。

《ゴルゴネイオの呪眼》 3枚

ゴルゴネイオの呪眼

《セレンの呪眼》の代用カードとなり、相手が自分のライフより多い数値だけ装備モンスターの攻撃力を強化します。
火力強化の後押しでも便利なカードですが、このカードは墓地効果でサーチ効果を内蔵しているのでかなり用途は多いです。

☆EXデッキの採用について
基本的に【呪眼】カードを採用していれば残りは自由枠です。ランク3が立つテーマなので、ランク3や汎用リンク、悪魔族系のカードを入れておけば問題ないです。

回し方について

▼こちらの自分のマスターデュエルの動画でも動きを実際に紹介しています。

【遊戯王マスターデュエル】 ぶっ壊れ新規を使って新環境に挑め! 『呪眼』 【ゆっくり解説】

最も基本となる《災誕の呪眼》の1枚初動の展開ルートについて解説します。

  1. 《災誕の呪眼》を発動してコストで、《呪眼の眷属 バジリコック》と《ゴルゴネイオの呪眼》を墓地に落として《セレンの呪眼》を手札に加える。
  2. 墓地の《ゴルゴネイオの呪眼》の効果で、手札の《セレンの呪眼》を墓地に送って《呪眼領閾-パレイドリア-》を手札に加える。
  3. 《呪眼領閾-パレイドリア-》を発動し《呪眼の死徒 サリエル》を手札に加える。
  4. 《呪眼の死徒 サリエル》を召喚し《呪眼の眷属 バジリウス》を手札に加える。
  5. 《呪眼の眷属 バジリウス》を特殊召喚し《災誕の呪眼》2枚目を墓地に送る。
  6. 墓地の《呪眼の眷属 バジリウス》の効果で自身を特殊召喚。
  7. 《呪眼の眷属 バジリウス》と《呪眼の眷属 バジリウス》で、《DDD磐石王ダリウス》をエクシーズ召喚。その上に《DDD赦俿王デス・マキナ》をそのまま重ねてエクシーズ召喚。
  8. 墓地の《セレンの呪眼》でライフを1000払い、自分を場にセット。そのまま《呪眼の死徒 サリエル》に装備。

このルートは《災誕の呪眼》を経由すればいいので、《呪眼領閾-パレイドリア-》か《呪眼の死徒 サリエル》でも同じ動きが可能です。

これで《セレンの呪眼》装備《呪眼の死徒 サリエル》+《DDD赦俿王デス・マキナ》+X素材に《呪眼の眷属 バジリウス》墓地に《災誕の呪眼》がある状態で最大4回妨害が行えます。

《DDD赦俿王デス・マキナ》は効果にターン宣言がない為、1ターンで2回効果が使用可能に。
X素材の《呪眼の眷属 バジリウス》効果を使う時に墓地に送る事で、そのターン中に《呪眼の眷属 バジリウス》自身を墓地からフリチェで特殊召喚できます。
《呪眼の眷属 バジリウス》はフリチェで、自身+《セレンの呪眼》+《呪眼の死徒 サリエル》で《呪眼の王 ザラキエル》を相手ターンにリンク召喚できます。
墓地の《災誕の呪眼》の効果で《セレンの呪眼》を《呪眼の王 ザラキエル》に装備。
これによって《呪眼の王 ザラキエル》のフリチェ除去がそのターン中に追加妨害として行えます。
場のモンスターは2体ですが、最大で4妨害を行える動きとなります。

1枚初動の展開ですが、手札が複数枚揃っている場合は余ったサーチの権利はテーマ罠カードに充てて妨害数を増やすことが可能です。
そのため、かなり動きに無駄のないテーマになっています。

最後にテクニックですが、《呪眼の王 ザラキエル》などの《セレンの呪眼》がある時に使える効果はデメリット要素として、次のスタンバイフェイズに自分のカードを破壊する強制効果があります。
これは次のターンのドローフェイズに効果を使っても、次のスタンバイフェイズに代償効果をまとめられるのでお得です。

さいごに

いかがでしたか?
【呪眼】は自分の命を削って強くなっていくテーマでもありますが、命を削りすぎると自分のライフが尽きるまさに呪われたデザインになっています。

単純な動きをしますが、ライフと攻撃力の増減はプレイングで考えさせられるものがあります。
これを機会に是非、手に取っていただけると嬉しい限りです!

湯蔵チャンネル