みなさんこんにちは
プレイズスポンサードプロのサーニーゴことシマダダイチです。
12/23(土)〜12/24(日)にかけて、国内最大規模(約3200名)の大型大会チャンピオンズリーグ京都大会(以下CL京都)が開催されます。
そこで今回のコラムでは、年内最後の大型公式大会で活躍しそうなデッキを紹介します!
参加者はもちろん大会を最大限楽しむために観戦者も必見の内容なので最後まで見てくださいね。
環境は回っている!
前回の拡張パックの発売が10月末の「古代の咆哮」「未来の一閃」です。
それから2ヶ月が経過し、この環境ではシティリーグ(定員64名で全国各地にて行われる中規模公式大会)で、様々なデッキが活躍!
毎週行われるこの大会を軸に、流行デッキがどんどん変わっていきます。
流行したデッキに有利なデッキが次に流行るので、今度はそれに有利なデッキが流行り、またそのデッキに有利なデッキが…
このように圧倒的に強いデッキがないので、複数のデッキが牽制し合って環境がぐるぐる回っています。
どのデッキもめちゃくちゃ強いので、CL京都ではどのデッキが優勝してもおかしくないです!
それでは一緒に流行中のデッキを見ていきましょう!
リザードンexデッキ
このデッキは2種類の形が存在します。
1つ目:エヴォリューション型
第6期ポケカ四天王決定戦でイシヤマリョウタ選手が、ミュウVMAXに安定して勝てるデッキとして使ったことで注目を集めました。
序盤はワザマシンエヴォリューションを軸にポケモンを進化。
2進化ポケモンが軸のデッキは、ふしぎなアメに依存しており、早い段階から攻撃するためには進化先のポケモンとセットで揃えるハードルがあります。
最初の番や、出したばかりのポケモンをすぐに進化させられるため、2進化ポケモンのデメリットを打ち消し使いやすいデッキになっています。
大会で使用するデッキはコンセプト通りの闘い方が、毎試合できる安定性がかなり重要です。
2つ目:ピジョットV型
特性マッハサーチは好きなカードを1枚手札に加えられるのでゲームプランが組みやすいデッキです。
リザードンexとふしぎなアメを共有できるのも相性◎。
しかし2進化ポケモンなのでふしぎなアメと進化先を揃えるハードルがあり、序盤は不安定なデッキです。
森の封印石とロトムVでこの問題を解消したデッキが最近登場したことで、流行っています。
ギラティナVSTARデッキ
このデッキは登場当初からずっと人気のあるデッキです。
ギラティナVSTARは弱点がないので一方的に弱点を突かれることがありません。
- ヤミラミ、かがやくゲッコウガを使ったHPの低いポケモンへの攻撃
- ギラティナVSTARのVSTARパワースターレクイエムでHPの高いポケモンを突破する性能
これらから対応力が非常に高いデッキになっています。
そして序盤で遅れたとしても、ナンジャモやツツジのような手札干渉サポートに、頂きへの雪道を添えることで逆転を狙うことも可能。
ここまで聞くと最強のデッキのように聞こえるのですが、圧倒的に有利なデッキが存在しない+爆発力不足は欠点です。
そのため様々なデッキに互角でギリギリの試合をしないといけないのがキツイ所でしょうか。
その分ずっと使っているプレイヤーが多く、使用者の練度も高いことが多いです。
ロストバレットデッキ
ギラティナVSTARと違って、たねポケモンをメインアタッカーとしており、相手によって有利なアタッカーを使い分けます。
最近はメインアタッカーの選択肢が多すぎて、デッキタイプのテンプレが固定されていません。
大きく分けると、
- かがやくリザードン軸
- かがやくゲッコウガ軸
この2タイプに分けられます。
そこに様々なアタッカーが組み込まれています。
ロストバレットのアタッカー紹介
トドロクツキex
悪タイプという点が、今の環境に非常に優秀!
サーナイトexやミュウVMAXなど人気の高耐久ポケモンの弱点を突けます。
ワザ「くるいえぐる」は、どのようなHPが高いポケモンでも1回で倒せますが、自分のダメージが返ってくるので使い所を見極めないといけません。
またワザ「カラミティストーム」は、220ダメージ出せるので多くのたねポケモンのポケモンexや、ポケモンVを1回の攻撃で倒せます。
ガラルファイヤー
トドロクツキexの次ぐらいによく見るアタッカー。
序盤に高いダメージは出せませんが、後半は倒されてもサイドを1枚しか取られない割に高いダメージが出せます。
特性「じゃあくチャージ」は自身にエネルギーを加速できるので、トラッシュからエネルギーを回収できるサポートクララと相性がいいです。
カイオーガ
山札を0枚にしてから、エネルギーリサイクルを使いワザ「アクアストーム」で大ダメージを狙います。
一気に250ダメージを2匹に与えられるのが強力!
しかし山札を0枚にしたり、カイオーガにエネルギーを供給したりすることを考えるとややハードルが高いので、専用構築にしないといけません。
カイリューV
ワザ「ドラゴンゲイル」はエネルギー3枚で250ダメージが出せるので、多くのポケモンを1回の攻撃で倒せます。
1回で倒せないポケモンも、ヤミラミのロストマインと組み合わせることで倒せます。
そしてこのポケモンの最大の強みは、森の封印石を持たせて使える点。
最近はポケモンexが主軸になりつつあるため、VSTARパワーが余りがちになっています。
VSTARパワーは対戦中1回しか使えないですが、その分強力なので使わないと勿体無いです。
テツノカイナex
ワザ「ごっつあんプリファイ」が強力!
このワザでポケモンを倒せば、サイドを追加で多く取れます。
さらに基本雷エネルギー以外拘束がないので、様々なデッキに採用が可能。
ロストデッキはミラージュゲートで容易にエネルギー加速はできますが、エネルギー4枚は少し重いのでキバナやダブルターボエネルギーをセットで採用するケースがあります。
最近はギラティナVSTARに少し採用されることもあるようです。
フーパex
HPの低いポケモンを軸としているデッキは、テツノカイナexに非常に弱いです。
このポケモンは悪エネルギーで攻撃できる闘タイプなので、わざわざ闘エネルギーを採用しなくてもテツノカイナexの弱点を突いて簡単に倒せます。
サーナイトexデッキ
このデッキはサーナイトexの特性「サイコエンブレイス」で、エネルギーを加速して超タイプのアタッカーを使い分けるデッキ。
進化前のキルリアの特性リファインが強力で、山札を多く引くことで、選択肢を増やせます。
後半から逆転を狙うデッキタイプですが、HPの低いポケモンが多いのでテツノカイナexを特に苦手としています。
アタッカー解説
サーナイト
1匹でアタッカーとサポート役両方をこなす万能ポケモン!
特性アルカナシャインで山札を引ける上、ワザブレインウェーブで高いダメージを狙えます。
サケブシッポ
サーナイトexの特性「サイコエンブレイス」でダメカンが乗るので、それを利用してワザほえさけぶのダメージを確保します。
HP160までのポケモンを1回で倒せるので、ナンジャモを使いながら「手札を増やす特性を持つポケモン」を狙う戦い方が強力です。
クレセリア
サケブシッポと若干役割が被っています。
しかしマナフィの特性なみのヴェールで防がれない点が評価できるポイント。
逆にジラーチの特性ステラヴェールで防がれるので両方採用する人が多いです。
ザシアンV
このデッキのフィニッシャー。HPの高いポケモンを大量にエネルギーをつけて1発で倒します。
倒されるとサイドを2枚取られてしまうので取り扱いには注意が必要です。
ミライドンexデッキ
ミライドンexの特性タンデムユニットを軸に展開し、グッズエレキジェネレーターで素早くアタッカーを育てる速攻デッキ。
一見簡単そうなデッキに見えますが、細かいプレイや採用カードなど難しい部分が多くあります。
ロストバレットで解説したテツノカイナexが最も自然に入るデッキ。
最近出てきたピオニー型は後攻に特化した構築となっており、最初の番からテツノカイナexか、ミライドンexで攻撃できるようになっています。
パオジアンexデッキ
環境初期は人気のデッキでしたが、対策されすぎたので全盛期ほどの流行はありません。
セグレイブのワザ「きょくていおん」で、エネルギーを加速し、パオジアンexのワザヘイルブレードで大ダメージを狙います。
テツノカイナexを採用したタイプと、採用しないタイプが存在します。
採用しないタイプでは、サイドを2枚無理やり取る番を作るために、マナフィの特性なみのヴェールを無効化するキャンセルコロンの採用が主流です。
最近数を減らしたことで、逆に対策されてなく活躍できる可能性が上がっています。
ミュウVMAXデッキ
このデッキは登場してから2年以上経ちますが、ずっと強いデッキですね。
ゲノセクトVの特性フュージョンシステムで、山札を多く引けるため妨害系のサポートを積極的に使えます。
ミュウVMAXのワザクロスフュージョンは、ベンチのフュージョンポケモンのワザを使えるので、ゲノセクトVのワザテクノバスターを使って闘います。
一般的には先攻が有利とされているポケモンカードゲームですが、後攻の時も「カミツレのきらめき」と「メロエッタ」の攻撃で、HPの高いポケモンを倒していけるのが強いポイントです!
今の環境ではリザードンexが流行っているので、若干向かい風ですが序盤の速攻で崩せたら押し切って勝てるので、好んで使っているプレイヤーは一定数います。
ドラピオンVやミカルゲなど、明確な対策カードがあるぐらい強いデッキです。
まとめ
今回のコラムではCL京都で活躍しそうなデッキの紹介しました!
そして今回のコラムで僕のコラムは、最終回となります。
今まで見てくださった皆さんありがとうございました!!
今後もポケモンカードを通じた活動やプレイヤーとしての努力は続けていきますので、今後ともよろしくお願いします!