【バツローグ】レギュレーション変更とその影響について解説!

プロローグ


おはようございます。バツローグです。
京都CLにてスタンダードレギュレーションの変更が発表されました。
今年ポケモンカードを始めた方は初めての経験だと思うので、レギュレーション変更の詳細や、どういったカードが使えなくなるのかまとめて確認していきましょう。

レギュレーション変更とは?


ポケモンカードにはいくつかレギュレーションが存在します。
その中で一番ユーザーに遊ばれているのがスタンダードレギュレーションです。
このレギュレーションは、新規参入のハードルを下げるため、使えるカードが最近のカードに限定されています。
この「使えるカードが最近のカードに限定」されるよう、定期的に使用できなくなるカードの範囲が変更されることこそがレギュレーション変更です。
一般的にはレギュ落ち、スタン落ちなどと呼ばれていますね。


今回のレギュレーション変更は?


ポケモンカードの左下の端っこにアルファベットが1文字刻まれています。
これがレギュレーションマークです。
今まではE・F・Gのカードがスタンダードレギュレーションで使用可能でしたが、1月26日のワイルドフォース・サイバージャッジ発売と同時にF・G・Hのカードに変更されます。
「ワイルドフォース/サイバージャッジ」以降の2024年に収録されるカードはHのレギュレーションマークになるでしょう。
それに伴い、今までは使えていたEのレギュレーションマークのカードが使えなくなります。
これから使えなくなる汎用カードや人気カードと、その影響について解説していきます。


バトルVIPパス

v


Eレギュレーションを代表する汎用カードです。
展開力を上げるため、ほとんどのデッキに採用されていました。
2ターン目以降は手札で腐ってしまうデメリットはありましたが、それ以上に1ターン目に使えた時のメリットが大きいカードです。
Eレギュレーションには優秀な展開カードが限られていたため、バトルVIPパスは入れざるを得ないデッキもありました。
このカードが使えなくなると、新弾で優秀な展開カードが収録されない限り全体的に展開ペースが遅くなりそうです。
ミライドンexや未来軸のデッキの展開速度についていくための工夫が必要になりそうですね。


霧の水晶・レベルボール

k

l


最近のサーナイトexデッキはバトルVIPパス不採用型も増えていました。
他にも強い展開カードあるし何とかなるかなと思いますよね。
軒並み使えなくなります。
また、サーナイトexデッキに関しては、

  • ミラージュステップのキルリア
  • アルカナシャインのサーナイト
  • ザシアンV

これら全て使えなくなります。大打撃です。
話を戻しますが、霧の水晶は超タイプのデッキ全般、レベルボールは進化軸のデッキ全般に採用されるカードでした。
これからはエネルギー供給に関しては大地の器、たねポケモンの展開に関してはボウルタウンに頼るデッキが増えそうですね。


ミュウ

m


じゃあ残ったネストボールやハイパーボールをふしぎなしっぽで集めよう!といったこともできません。
ジェットエネルギーやビーチコートとも相性がいいのに惜しいですね。
サーナイトexはもちろん、ふしぎなアメのサーチ札として重宝されていたリザードンexデッキも展開力が鈍りそうです。
仮にこのカードが使えていたら簡単に新弾のプライムキャッチャーをサーチできてしまうので、それはそれで大変な環境になってそうですけどね。


モココ

m


じゃあミライドンex最強じゃん!って思いますよね。
ミライドンexの継続火力のシステムだったモココが使えなくなります。
序盤のエネルギー加速こそエレキジェネレーターで問題ありませんが、後半にバッテリー切れする展開が予想されます。
また、ライチュウVも使いにくくなるため青天井火力が出しづらくなり、HP300超えのポケモンにどう戦っていくかが課題になりそうです。
もし使えていたらタケルライコがさらに強くなっていたかもしれませんね。


あなぬけのヒモ

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そういえばロスト変わらず強いんじゃね!って思いますよね。
貴重な入れ替え札の選択肢が減ります。
ポケモンいれかえで代用可能とはいえ、あなぬけのヒモは唯一無二の性能なので、このカードが使えなくなると対戦中のプランが絞られることになりそうです。
あなぬけのヒモは今まで何度も再録されており、このカードが使えない環境の方が珍しいほどです。
もしかしたらHレギュでも再録される可能性もありますが、テツノツツミやジェットエネルギーなど、代用できるカードが収録されているのでしばらくお預けになるかなと予想しています。
ロスト以外にも、入れ替え札がそのままデッキパワーに直結するテツノブジンexエンテイVのデッキにも影響がありそうです。


頂への雪道

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ついに特性使いたい放題の環境が始まります。
クレッフィやミカルゲで多少の干渉は可能ですが、しばらくはかくしふだもマッハサーチもリスタートも自由に使えます。
プクリンexやリククラゲexなど、永続的に発動する特性も見直されそうです。
頂への雪道に怯えていたデッキはスタジアムを割る枠は必ず用意する必要がありました。
その必要がなくなるので構築の幅が広がりますね。
ロストギラティナの特性ロックを交えた捲りや、アルセウスVSTARの雪道ビートダウンのような戦略は組めなくなります。
まあでも多分また特性ロック系のスタジアムは出るのかなーと思っています。


一撃・連撃・フュージョン

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カテゴリーごと消えます。ミュウVMAXは最初から最後まで環境の最前線でしたね。
連撃も最後の大舞台(京都CL)では大活躍しました。
長い期間対面を考えて頭を悩ませていましたが、完全にいなくなると思うと少し寂しい気分です。
ミュウVMAXが天敵だった中打点系のデッキや超タイプが弱点のカードに日の目が当たるかもしれません。
また、ドラピオンVやミカルゲはまだ使えます。
ドラピオンVはほとんど使わなさそうですが、ミカルゲはロトムV+森の封印石を軸とするデッキへの対策として活躍しそうですね。


バーネット博士

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一撃は消えるけどルギアVSTARはまだ健在なんじゃね!って思いますよね。
バーネット博士が使えなくなるのでアッセンブルスター最低保証がなくなりました。
代替案はジニアでしょうか。ルギアVSTARも手札に加えられます。
アーケオスに関しては手札に加えてからハイパーボール等で捨てる工程が増えますが。。


エピローグ


バトルVIPパスは採用しているデッキが多く、大体の効くカードではないので、今回のレギュ落ちでノーダメージのデッキはほとんど無かったと思います。
特に新弾では現状汎用的なボール系のカードも公開されていないので、序盤の展開に苦労する環境になるかもしれません。
その中で現状1つ抜けているのは、タンデムユニットが搭載されているミライドンexやテクノレーダーがある未来デッキでしょうか。
リザードンexやパオジアンexも、バトルVIPパス以外はデッキパワーが落ちていないので変わらず環境で活躍しそうです。

レギュ落ちで自分の思い出のデッキが使えなくなることや、今まで使っていたデッキを組み替える必要があることにネガティブなイメージがある人もいるかもしれません。
個人的にはレギュ落ちを経て新しいデッキタイプの誕生が好きなので次の環境が楽しみです。
また、HレギュからはACESPECが加わり、今までにないゲーム展開が予想されます。
来年もポケカで散々遊び尽くせそうです。
今回はここまで。ありがとうございました!

 

 

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