はじめに
こんにちは！
YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です。
今回は「INFINITE FORBIDDEN」でカテゴリ化された【千年】のデッキについて解説します。
【千年】は融合モンスター《幻の召喚神エクゾディア》を中心としたビートダウンデッキです。
このテーマは従来の【エクゾディア】と異なるのが特徴。
《千年の十字》を活用して【エクゾディア】パーツを全て相手に見せて、《幻の召喚神エクゾディア》を特殊召喚します。
《千年の十字》のデメリットによって、テーマ外モンスターはデッキに戻されてしまう為、《幻の召喚神エクゾディア》の単騎エースデッキとなります。
初期のカードプールでは《幻の召喚神エクゾディア》単騎で2妨害を形成するだけのテーマでしたが、新規の登場によって少しずつ強化されていきました。
サーチ札である《心宿りし青眼竜》が墓地効果で3妨害目の存在になりました。
さらに12期末では余った召喚権を使いつつ出せる《魂宿りし暗黒騎士ガイア》が登場して4妨害目に。
最終的に召喚権を余らせることもなくテーマ内で4妨害を形成できるテーマとなって、非常に使い勝手が良くなったと思います。
今回はそのような12期最後に完成した【千年】デッキについて解説します。
採用カードについて
《千年王朝の盾》 3枚
キーカードである《千年の十字》をサーチできる石版シリーズの盾です。
本当にそのまま盾なので攻撃に参加できませんが、キーカードを持ってこられるので3枚採用です。
《千年の宝を守りしゴーレム》 3枚
《石版の神殿》をサーチできる石版シリーズのゴーレムです。
《石版の神殿》から他のカードに展開できるので、1枚初動にはならないですがしっかり展開要員になります。
ステータスはそこそこですが殴りに参加できる点でも優秀です。
基本的に2~3枚採用になります。
《千年の眠りから覚めし原人》 3枚
テーマモンスターのサーチ担当、石版シリーズの中で1番強い石版シリーズの原人です。
素の打点でも2750で最も高く、広いサーチ範囲を持つので文句なしの3枚採用です。
《心宿りし青眼竜》 3枚
爺ちゃんのブルーアイズです。
手札から捨ててキーカードである《千年の十字》をサーチできます。
墓地効果で妨害にもなるので、初動で《千年の眠りから覚めし原人》しかない場合は、このブルーアイズをサーチして《千年の十字》を使うことで、そのまま最低限の動きで3妨害になります。
このカードは《千年王朝の盾》と違って特殊召喚を挟まずに直接《千年の十字》を持ってこられるので、文句なしの3枚採用です。
この構築では《次元の裂け目》を採用している為、墓地効果を使うためにこのカードを発動してから《次元の裂け目》を発動することで除外されずに済みます。
基本的にこのテーマの墓地利用はこのカードだけなので、永続の除外系で墓地メタできるのも特徴になります。
《魂宿りし暗黒騎士ガイア》 2枚
余った召喚権で出せるようになった新規です。
ガイア自身の妨害効果に加えて、レベル上昇の永続効果によって《心宿りし青眼竜》の妨害の範囲が広がります。
基本的に他のカードとセットで運用する前提になるので1~2枚採用で十分になります。
《千年の十字》 3枚
《幻の召喚神エクゾディア》を出す為のキーカードです。
使う為にはエクゾパーツ5枚をデッキの負債として採用する必要があり、効果発動後にはデメリット効果としてほかのテーマカードの存在を許してくれません。
素引きしても石版シリーズのモンスターのライフを払わずに出す為に必要なので、3枚採用にしています。
《石版の神殿》 3枚
やっていることは石版シリーズのサーチ効果です。
自力で場に出られる石版シリーズを貼り付ければ実質ノーコスト、ない場合でも手札の腐ったエクゾパーツなどを貼り付けて展開できます。
基本的に2～3枚になると思います。
《怒りの業火 エクゾード・フレイム》 2枚
《幻の召喚神エクゾディア》で持って来る全除去罠です。
《幻の召喚神エクゾディア》がお互いのエンドフェイズに発動する効果でセットできるので、自分ターンと相手ターンに残したカードの除去の為に2枚採用です。
《封印されしエクゾディア》 1枚
《封印されし者の右腕》 1枚
《封印されし者の左腕》 1枚
《封印されし者の右足》 1枚
《封印されし者の左足》 1枚
《千年の十字》を使うために採用しなければならないこのデッキにとっての負債です。
これらのカードを素引きしたくない為に、デッキ枚数を40枚以上にする事も視野に入ります。
テーマの動きとしては特殊勝利を狙うより、《幻の召喚神エクゾディア》によるビートダウンを狙うことになるので、基本的には手札に来ると邪魔になる存在になります。
一応《怒りの業火 エクゾード・フレイム》の墓地効果でサーチ・サルベージが可能なので、手札に3枚以上ある場合は揃えて特殊勝利を狙うのも面白いかもしれません。
また、ドロー系の手札誘発で、これらのカードが揃う可能性もあるので、シンプルに《増殖するG》と《マルチャミー・フワロス》などと相性が良いデッキとも言えます。
☆EXデッキの採用について
《幻の召喚神エクゾディア》 3枚
《千年の十字》で出すエースカードにして打点要員。
自分のライフが攻撃力に直結するので、無暗にライフを減らさないのもこのデッキの運用で必要な注意点になります。
魔法罠無効の妨害に加えて、《怒りの業火 エクゾード・フレイム》を持ってこられるので2妨害の役目もこなします。
EXの展開は基本的にこのカードしか出さないので3枚採用です。
《蛇眼の原罪龍》 1枚
罪宝の物語のカードですが、石版になっているカードを使って出せます。
サブエースくらいにいい働きをしてくれます。
《影法師トップハットヘア》 1枚
適当なモンスター2体で作る汎用リンク2。
《碑像の天使－アズルーン》を持ってくるのが役目です。
《千年の十字》を使っても妨害が減らないので相性が良いカードです。
回し方
このテーマで作れる妨害は基本的に最大で4妨害、モンスター2体が余ったら《影法師トップハットヘア》を出して、《碑像の天使－アズルーン》を構えることで5妨害までいけます。
今回は1枚初動で最低限の妨害を作る動きについて派生を含めながら解説していきます。
使用カード：《千年の眠りから覚めし原人》
- 《千年の眠りから覚めし原人》の効果を発動して自身を永続魔法として設置
- 永続魔法になっている《千年の眠りから覚めし原人》の効果を発動して自身を特殊召喚、《心宿りし青眼竜》をデッキから手札に加える
- 《心宿りし青眼竜》の効果で自身を捨てて《千年の十字》を手札に加える
- 《千年の十字》発動、デッキ・手札からエクゾパーツ5種を見せて《幻の召喚神エクゾディア》を特殊召喚
- エンドフェイズに、《幻の召喚神エクゾディア》の効果でデッキから《怒りの業火 エクゾード・フレイム》をセット
盤面：《幻の召喚神エクゾディア》＋《怒りの業火 エクゾード・フレイム》
墓地に《心宿りし青眼竜》がいるので実質3妨害。
この展開にサーチ権や召喚権が余れば、《魂宿りし暗黒騎士ガイア》を構えることでテーマ内の最大4妨害となります。
少し構築は異なりますが、マスターデュエルの動画でも解説しています。
【遊戯王マスターデュエル】 マスター1達成！ 地味に流行してるエクゾディア 『千年メタビート』 【ゆっくり解説】
※湯蔵ちゃんねる提供画像
構築について
▶デッキレシピ（遊戯王OCGカードデータベース）
※リミットレギュレーションは2025年1月となります
さいごに
いかがでしたか？
初期ライフで攻撃力8000にもなり、回し方もかなりシンプルで初心者や復帰する方にお勧めのテーマです！
これを機に、ぜひ手に取って遊んでいただければ幸いです！
