【湯蔵ちゃんねる】遊戯王「灰滅」デッキ紹介!

はじめに

はじめまして、YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です。
今回は海外先行テーマにして「WORLD PREMIERE PACK 2024」で日本に登場した【灰滅】デッキについて解説します。

【灰滅】は「灰と化した都市」という公式の設定があり、モチーフは火山噴火で滅んだイタリアの古代都市「ポンペイ」です。
また、雰囲気はフロムソフトウェアの有名なゲーム「ダークソウルシリーズ」を意識していると思われます。
そして闇属性・炎族で独特なテーマにして、《篝火》と相性が良い事とビジュアル面でも大きく注目されていました。

テーマの性能としては、昨今の海外先行テーマらしくパワーが控えめでした。
カジュアルで遊ぶ程度と言えます。
それでも2025年1月発売の「LEGACY OF DESTRUCTION」にて、新規の1枚《カオティック・エレメンツ》が追加されたことで、多少取り回しが良くなりました。
今回はそのような【灰滅】の新規カードを交えた、最新構築を解説していきます。

採用カードについて

《灰滅せし都の巫女》 3枚

灰滅せし都の巫女

よくあるサーチ役です。
実は1枚初動にならないですが、2枚初動で必要なので3枚採用です。

《灰滅せし都の呪術師》 1枚

灰滅せし都の呪術師

リソース回復要員です。
初動には使わず、相手ターンにこのカードをサーチして返しのターンにリソースを回復して再展開する役目があります。
1枚採用で十分です。

《灰滅せし都の英雄》 1枚

灰滅せし都の英雄

妨害兼除去要員です。
最上級モンスターなので1枚採用で十分です。

《灰滅せし都の王》 1枚

灰滅せし都の王

展開要員です。
これも最上級モンスターなので1枚採用です。

《滅亡龍 ヴェイドス》 3枚

滅亡龍 ヴェイドス

このテーマの主軸カードです。
カテゴリ名を持ちませんが、新規の《カオティック・エレメンツ》でサーチできるようになりました。
【灰滅】の動きをするには必須な上、このカード自体が相手に対するフィールド魔法の強烈なメタカードにもなります。
そして全除去効果も持っているので、このカードを自分で送り付けてから処理して全除去や妨害手段にもなる重要なカードです。
文句なしの3枚採用です。

《灰滅の憤怒》 3枚

灰滅の憤怒

炎族・闇属性モンスターを落としながらレベル5以上の炎族を手札に回収でき、墓地効果で融合が行える魔法カードです。
EXデッキの展開に縛りはありますが、展開に必要なカードと実質的なサーチ札でもあるので3枚採用です。

《灰滅の都 オブシディム》 3枚

灰滅の都オブシディム

このテーマの主軸フィールド魔法です。
自分ターンの間だけ相手フィールドの特殊召喚された表側表示モンスターは炎族になる永続効果を持ちます。
相手ターンでは種族を書き換えられませんが、構築によっては《超融合》とも相性が良いです。
フィールドゾーンのこのカードが、破壊された場合か、除外された場合にデッキから【灰滅】モンスターを特殊召喚できるので、展開において使用します。
自分でこのフィールド魔法を割って動くデッキになるので3枚採用になります。

《ヴェイドスの目覚め》 3枚

ヴェイドスの目覚め

このデッキ唯一の1枚初動です。
上記の3積みしている重要カード、《灰滅の都 オブシディム》と《滅亡龍 ヴェイドス》を一気に揃えられます。
強すぎです…。
ただし【灰滅】のカテゴリに入っていなくて、サーチできないのが難点です。

《灰滅の復燃》 1枚

灰滅の復燃

相手モンスター1体の効果を無効にするだけの速攻魔法です。
サーチ先が余っている時にこのカードを持ってくることで、1妨害追加できるため1枚採用しています。

《カオティック・エレメンツ》 3枚

カオティック・エレメンツ

闇属性・炎族のレベル5以上をデッキ・墓地から持ってこられる救済新規です。
キーカードである《滅亡龍 ヴェイドス》を持ってこられる上に除去効果を狙えますね。さらに《滅亡龍 ヴェイドス》と相性の良いコントロール奪取の墓地効果もあって、1枚のサーチカードとしては破格の性能です。
有難く3枚採用です。

《終わりなき灰滅》 1枚

終わりなき灰滅

《滅亡龍 ヴェイドス》でセットする永続罠の1枚です。
発動処理時にサルベージ効果、相手に送り付けた《滅亡龍 ヴェイドス》を、コントロール奪取する効果を持ちます。

《果てなき灰滅》 1枚

果てなき灰滅

《滅亡龍 ヴェイドス》でセットする永続罠2枚目。
優先度はこちらの方が高いです。
送り付けた《滅亡龍 ヴェイドス》を融合素材にして、墓地効果で相手ターンの全除去の挟んで妨害する用途がメインになります。

《御前試合》 1枚

御前試合

《群雄割拠》 1枚

群雄割拠

有名な永続罠です。
《滅亡龍 ヴェイドス》で送り付けると不思議なことに相手の盤面をロックできるので、相性が良いです。
普通に強すぎるのでどれも制限カードで1枚しか採用できません。

☆EXデッキの採用について

【灰滅】はテーマのEXモンスターが融合の2種しかないので残りの枠は自由枠です。
この構築では採用していませんが、余った枠で《超融合》の融合モンスターを採用するのも容易です。

回し方

基本的な動きは、フィールド魔法の《灰滅の都 オブシディム》と割る側の《滅亡龍 ヴェイドス》の2枚が揃えば成立します。
《ヴェイドスの目覚め》は、その2枚を揃える1枚初動でもあるので、今回は1枚初動を例に展開ルートを解説します。

1.《ヴェイドスの目覚め》を発動。相手の場相手の場に《灰滅の都 オブシディム》を設置して、デッキから《滅亡龍 ヴェイドス》を手札に加える
2.《滅亡龍 ヴェイドス》の効果で、相手の場の《灰滅の都 オブシディム》を破壊して自身を相手の場に特殊召喚。自分のデッキから《果てなき灰滅》をセットする
3.破壊された《灰滅の都 オブシディム》の効果でデッキから《灰滅せし都の王》を特殊召喚
4.《灰滅せし都の王》の効果でデッキから《灰滅せし都の巫女》を特殊召喚、《灰滅せし都の巫女》の効果でデッキから《灰滅の憤怒》を手札に加える
5.《灰滅の憤怒》の効果で2枚目の《滅亡龍 ヴェイドス》を墓地に落として手札に加える
6.墓地の《灰滅の憤怒》の効果で、場の《灰滅せし都の王》で《灰滅せし都の巫女》を融合して《灰滅せし成れの果て》を融合召喚
7.《灰滅せし成れの果て》の効果で墓地の《灰滅の都 オブシディム》を手札加える
8.《灰滅の都 オブシディム》を発動してターンエンド

盤面:《灰滅の都 オブシディム》+《灰滅せし成れの果て》+《果てなき灰滅》+手札の《滅亡龍 ヴェイドス》
相手の盤面:《滅亡龍 ヴェイドス》

ここからできる動きとしては、手札の《滅亡龍 ヴェイドス》で、相手ターンに《灰滅の都 オブシディム》を破壊して相手の場に特殊召喚します。
破壊された《灰滅の都 オブシディム》の効果で、デッキから次のリソース用に《灰滅せし都の呪術師》を手札に加えます。

これで盤面に《滅亡き闇 ヴェイドス》を出す為のモンスターが揃いましたね。
《滅亡龍 ヴェイドス》の全除去墓地効果を使いたいタイミングで、《果てなき灰滅》の効果で、相手の場の《滅亡龍 ヴェイドス》を巻き込んで《滅亡き闇 ヴェイドス》を融合召喚します。

基本的に最初に送り付けた《滅亡龍 ヴェイドス》は、相手にリンク素材などで墓地に送られてしまいます。
しかし2体目の《滅亡龍 ヴェイドス》をまた送り付けて、《果てなき灰滅》で好きなタイミングに墓地に送って全除去効果を起動できます。
相手によって墓地に送られた最初の《滅亡龍 ヴェイドス》は、状況を見て無理にターン1の全除去効果を起動させる必要はありません。

マスターデュエルですが、似た構築もこちらの動画で解説しています。

【遊戯王マスターデュエル】 灰と化した世界の終わりなき滅亡 『灰滅』 【ゆっくり解説】

【遊戯王マスターデュエル】 灰と化した世界の終わりなき滅亡 『灰滅』 【ゆっくり解説】

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構築について

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※リミットレギュレーションは2025年1月となります

さいごに

いかがでしたか?
【灰滅】は、パワーは低いですが、イラスト人気が高く、ストーリー的にも未知の《カオティック・エレメンツ》が与えられて今後の新規も期待できるテーマです。
これを機会にぜひ手に取って遊んでもらえたら幸いです!

湯蔵チャンネル