【湯蔵ちゃんねる】ウィッチクラフトデッキ紹介!

はじめに

YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です。
今回は「デッキビルドパック インフィニティ・チェイサーズ」にて登場した【ウィッチクラフト】のデッキについて解説していきます。

【ウィッチクラフト】とは

このテーマは魔法使い主体のテーマです。
下級が共通効果で、フリーチェーンで魔法カードを切って上級をリクルート、最上級がフリチェで妨害効果を使えるデザインとなっています。
その中でもテーマ魔法カードが特徴的で、場に【ウィッチクラフト】があるとエンドフェイズに自分の手札に戻る効果があります。
しかし、共通効果で1ターンに1度しか使用できないという制約が付いているため、現代にしてはかなりスローテンポなテーマ。
そのため思ったよりリソース管理が求められるシビアな調整です。

今回は同じ魔法使い族の《黒魔女ディアベルスター》と《赫の聖女カルテシア》を採用し、魔法使い族+【ウィッチクラフト】で出せる《ウィッチクラフト・バイスマスター》が活躍できる構築です。
《黒魔女ディアベルスター》は普通に汎用性の高いカードであるほかに、出張セットであまり採用されていない、《死の罪宝-ルシエラ》が、最上級魔法使いが多いこのデッキだと活かせます。

《赫の聖女カルテシア》は融合効果で《ウィッチクラフト・バイスマスター》を出せる他、《赫焉竜グランギニョル》を出し、《エルシャドール・アプカローネ》落として、《影依の偽典》をサーチし、相手ターンに《エルシャドール・ミドラーシュ》の融合召喚を狙えます。
この動きには融合素材となる闇属性モンスターは必要ですが、《黒魔女ディアベルスター》が素材として運用できるため非常に相性が良いです。
また、《エルシャドール・アプカローネ》を直接落とせる強力なカード、《天底の使徒》も併せて採用しています。

構築について

▶デッキレシピ(遊戯王OCGカードデータベース)
※リミットレギュレーションは2024年4月となります。

採用カードについて解説していきます。

《ウィッチクラフトマスター・ヴェール》 1枚

ウィッチクラフトマスター・ヴェール


【ウィッチクラフト】のボスにして初期から現在に至るまでの最上級エース。
モンスター効果無効&打点強化効果なので置物として優秀で、このテーマで優先して出したい存在です。
【ウィッチクラフト】の下級で出す前提なので自力で場に出る効果はなく、やはり素引きが気になるので、おおよそ採用するにしても上級モンスターは基本1枚採用となります。

《ウィッチクラフト・ハイネ》 1枚

ウィッチクラフト・ハイネ


《ウィッチクラフトマスター・ヴェール》の相方担当にして、初期から今に至るまでのサブエース・フリチェ除去担当です。
上記と同様に、自力で場に出る手段がなく、なるべく素引きしたくないので1枚採用となります。

《ウィッチクラフトゴーレム・アルル》 1枚

ウィッチクラフトゴーレム・アルル


魔法使いが相手の対象になったら、出て来てバウンス除去か墓地からリソース回復をして相手スタンバイに帰っていきます。
謎に魔法使いなら何でも良いので汎用性は高いですね。

手札から除去効果がセットで発動します。
そのため場の妨害を潜り抜けたり、攻撃力がテーマの最高打点でもあるので、【ウィッチクラフト】下級でこのカードを自分ターンに直接出して、殴りに行ってから相手スタンバイに手札に戻って構える動きなども可能です。
こちらも複数手札に来ると困るカードなので1枚採用です。

《ウィッチクラフト・シュミッタ》 2枚

ウィッチクラフト・シュミッタ


【ウィッチクラフト】の一番出番の多い下級です。
共通効果のリクルート効果に加えて、固有効果で《おろかな副葬》が付きます。
このテーマの魔法カードはご存じの通り、いずれかの名称ターン1なので、このカードで落としたカードは自動的に回収できて、実質エンドサーチみたいな動きが可能です。
後は素の打点が地味に高いので、このテーマでは普通に殴りに行っても強い貴重な下級と言えます。
魔法カードの比率を上げたいこのデッキで、手札に何枚も来られても困るので2枚採用にしています。

《ウィッチクラフト・ジェニー》 1枚

ウィッチクラフト・ジェニー


共通効果のリクルート効果に加えて固有効果としては魔法をもう一度唱えるもので、実質回収してもう一度効果を使うみたいなシンプルに1アドを稼ぐ効果になっています。
テーマのサブ下級として1枚採用にしています。

《赫の聖女カルテシア》 2枚

赫の聖女カルテシア


烙印の物語の聖女にして地味汎用カードの1枚です。
【ウィッチクラフト】においてこのカードとの融合で《ウィッチクラフト・バイスマスター》を出せます。
その上《影依の偽典》用の闇属性を用意できるなら、《赫焉竜グランギニョル》を融合召喚。
そして《エルシャドール・アプカローネ》を落とし、《影依の偽典》サーチして《エルシャドール・ミドラーシュ》を相手ターンに差し込む動きもできます。
《融合派兵》から呼ぶこともできるので2枚採用です。

《黒魔女ディアベルスター》 2枚

黒魔女ディアベルスター


お馴染みの汎用モンスターです。
魔法使いなのでサポートを共有できる上、闇属性なので《影依の偽典》から《エルシャドール・ミドラーシュ》の素材に使えます。
《裏切りの罪宝-シルウィア》を持ってくることで、1妨害になる汎用的な使い方が多く、この構築だと《死の罪宝-ルシエラ》とも相性が良いです。
上級【ウィッチクラフト】が魔法使いなので、素引きでも利用できます。

《ウィッチクラフト・クリエイション》 3枚

ウィッチクラフト・クリエイション


どのテーマにも良く配られる専用サーチ魔法です。
そして手札に戻る共通効果を持ちます。
このカードの重要な所は「魔法カード」であるところで、【ウィッチクラフト】が要求してくるコストを担えるので、被り引きしても文句なしの3枚採用です。

《天底の使徒》 3枚

天底の使徒


お馴染みの汎用カードです。
《赫焉竜グランギニョル》のEX落としとEXデッキの運用を共有でき、サーチ先の《教導の聖女エクレシア》が魔法使いだったり、無駄な所が非常に少ないカードとなります。

☆EXデッキの採用について
融合召喚で狙える融合モンスターである《ウィッチクラフト・バイスマスター》。
さらに《赫焉竜グランギニョル》+《天底の使徒》で落とすカード+魔法使いでお馴染みの《神聖魔皇后セレーネ》と、《アクセス・コードトーカー》のリンク汎用枠で15枚分採用しています。

まわし方について

▼自分の動画でも動きを実際に紹介しています!

【遊戯王マスターデュエル】 あの不遇テーマを自力で押し上げる 『罪宝ウィッチクラフト』 【ゆっくり解説】

【遊戯王マスターデュエル】 あの不遇テーマを自力で押し上げる 『罪宝ウィッチクラフト』 【ゆっくり解説】


例で《赫の聖女カルテシア》+《ウィッチクラフト・クリエイション》2枚の展開例を解説します。

  1. 《ウィッチクラフト・クリエイション》を発動して《ウィッチクラフト・シュミッタ》を手札に加える。
  2. 《赫の聖女カルテシア》を召喚。起動効果で自身と《ウィッチクラフト・シュミッタ》で《ウィッチクラフト・バイスマスター》を融合召喚。
  3. 《ウィッチクラフト・シュミッタ》の墓地効果で自身を除外して効果を発動、《ウィッチクラフト・バイスマスター》がチェーン2で効果発動。
  4. 《ウィッチクラフト・バイスマスター》のサルベージ効果で、墓地の《ウィッチクラフト・クリエイション》を手札に加える。そして《ウィッチクラフト・シュミッタ》の墓地効果で、《ウィッチクラフト・バイストリート》を墓地へ落とす。
  5. エンドフェイズに入り、墓地の《ウィッチクラフト・バイストリート》が自分の場に設置する効果が発動、《ウィッチクラフト・バイスマスター》がチェーン2で効果発動。
  6. 《ウィッチクラフト・バイスマスター》で、相手ターンの展開用で好きな【ウィッチクラフト】モンスターを特殊召喚。

最終盤面
《ウィッチクラフト・バイスマスター》+【ウィッチクラフト】モンスター+《ウィッチクラフト・バイスマスター》+手札コスト用の《ウィッチクラフト・クリエイション》

これで相手ターンにも【ウィッチクラフト】モンスターで、《ウィッチクラフト・バイスマスター》の効果を起動させて妨害or展開を狙いつつ、追加の【ウィッチクラフト】モンスターで妨害が行えます。

さいごに

今回は「デッキビルドパック インフィニティ・チェイサーズ」にて登場した【ウィッチクラフト】のデッキを紹介しました!
【ウィッチクラフト】はイラストが非常に可愛く、魔法らしいコンセプトのテーマです。
ストーリーで繋がりがある【マギストス】が漫画のOCGストーリーズで取り扱われているので、今後も何かしらの関連する新規や強化が期待できるテーマでもあります。
皆さんもぜひ、手に取って遊んでみてください!

湯蔵チャンネル