【湯蔵ちゃんねる】魔鍵デッキ紹介!

はじめに

はじめまして、YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です。
今回は2021年の春に発売された「DAWN OF MAJESTY」で登場した【魔鍵】というテーマについてのデッキを紹介します。

【魔鍵】はレベル及びランクが4か8で統一されたテーマです。
レベル4と4の下級を足し合わせて、様々な召喚法のレベル8の最上級モンスターを駆使するデザインとなっています。
それに加え、このテーマは自分の墓地のモンスターと相手のモンスターの属性が一致することで、相手に対する強力なメタ効果を発揮。
さらに、通常モンスターに対するサポートも組み込まれているのがこのテーマの最大の特徴です。

しかしこのテーマ内では通常モンスターが《魔鍵銃士-クラヴィス》のみとなっています。
【魔鍵】の大型モンスターのメタ効果を活かすためには、自分で好きな各属性の通常レベル4モンスターを選定して採用することが必要です。
この独特なデッキビルド要素が【魔鍵】における楽しみであって、人によって採用カードが変わってくる面白いテーマで遊戯王の中でも秘かに人気があります。

構築について

▶デッキレシピ(遊戯王OCGカードデータベース)
※リミットレギュレーションは2023年7月を適用。

このテーマは相手の属性に対応するために6属性全てを含む構築にする必要があります。
【魔鍵】だけでは闇・光の2属性しか対応できません。
そのため残り4属性を好きな通常モンスターで枠を埋める事になります。
基本は好みの通常モンスターで良いですが、採用する通常モンスターで合理的な3タイプをピックアップします。

攻撃力の高いモンスター

しゃりの軍貫

シンプルに各属性の通常モンスターの中で、下級の最大値2000を満たしているモンスターです。
個人的に優先度は一番低いので、自分の構築では余った属性の枠で以下のモンスターのみを採用しています。

採用カード:《しゃりの軍貫》

チューナーモンスター

エンジェル・トランペッター

チューナーを持つ通常モンスターで、シンクロによる展開の視野が広がります。
地属性の通常モンスターチューナーで攻撃力が1900の《エンジェル・トランペッター》があるので、自分の構築では以下のモンスター1体を採用しています。

採用カード:《エンジェル・トランペッター》

魔法使い族モンスター

アクア・マドール

《神聖魔皇后セレーネ》で蘇生して、《アクセスコード・トーカー》に直通できるので最も重要な要素になります。
素引きしている場合でも墓地に魔法使いは居て欲しいので、自分は以下の2枚の魔法使い族を採用しました。

採用カード
《アクア・マドール》
《霞の谷の見張り番》

以上が通常モンスターのそれぞれの採用理由となり、以下にほかのカードの採用枚数及び理由を解説していきます。

《魔鍵銃士-クラヴィス》 1枚

魔鍵銃士-クラヴィス
闇属性の通常モンスターになりますが、【魔鍵】名称を持つので最低1枚は確定です。

《大魔鍵-マフテアル》 3枚

大魔鍵-マフテアル
このデッキにおける展開の主軸カードです。
場に【魔鍵】がいると追加で召喚できる上に、召喚すると墓地から通常モンスターか【魔鍵】を蘇生できます。
自身がチューナーなので《魔鍵変鬼-トランスフルミネ》のシンクロ召喚の用途によく使います。
シンクロ・エクシーズ召喚をする際には【魔鍵】モンスターにしか使用できない縛りはありますが、リンク召喚に対する縛りがありません。
なので自分の構築では、2ターン目以降は【霊使い】リンクモンスターを使って相手の墓地のモンスターを自分の場に蘇生し、《神聖魔皇后セレーネ》経由で《アクセスコード・トーカー》に繋ぐ展開も意識しています。
通常モンスターの属性が散っていることで、【霊使い】リンクモンスターで相手の墓地に対応する属性に合わせやすい点も【魔鍵】として相性が良いです。

《魔鍵銃-バトスバスター》 3枚

魔鍵銃-バトスバスター
チューナー兼サーチ効果を持つので、展開の中継役となります。
さらに《大魔鍵-マフテアル》と違い、シンクロ召喚に縛りがありません。
《魔鍵変鬼-トランスフルミネ》以外のシンクロモンスターは、基本的にこのカードを使って出す事が多くなります。

《魔鍵砲-ガレスヴェート》 1枚

魔鍵砲-ガレスヴェート
妨害効果を持つ主力の1枚です。
《高等儀式術》を使えば墓地に2枚通常モンスターを落としながら出せますが、展開できる時は《魔鍵銃-バトスバスター》を優先した方が良いので採用は最低限の1枚としています。

《マンジュ・ゴッド》 3枚

マンジュ・ゴッド
【魔鍵】は儀式ギミックが重要な上に、レベル4として素材に使いやすいので3枚採用になります。

《魔鍵施解》 3枚

魔鍵施解
サーチ効果を内蔵した高水準のフィールド魔法なので3枚採用です。
必要に応じて手札交換効果で《魔鍵-マフテア》を持って来られるので便利です。

《魔鍵-マフテア》 2枚

魔鍵-マフテア
【魔鍵】専用の融合兼儀式魔法です。
場に通常モンスターがいる場合はデッキのモンスターも1体素材する事ができるので、このカードを使うときは少々盤面の構成を意識する必要があります。

《魔鍵闘争》 1枚

魔鍵闘争
チェーン上で【魔鍵】に耐性付与をしてくれる珍しいカードです。
《魔鍵錠-解-》が既に手札にある場合にサーチする候補となります。

《魔鍵錠-解-》 2枚

魔鍵錠-解-
このデッキにおける重要な妨害カードです。
相手の魔法罠を無効にし、その後に相手場のモンスターの属性を指定した属性に変更する残存効果を持ちます。
属性を変化させることで、【魔鍵】の属性メタ効果を能動的に使えるようになります。

EXデッキについて

《魔鍵変鬼-トランスフルミネ》がこのテーマの最重要カードとなっていますので、余裕を持たせて2枚採用にしています。
その他テーマ外の採用カードについては、余裕がある時に《魔鍵銃バトスバスター》を使って出す《PSYフレームロード・Ω》。
そして【霊使い】から動ける《神聖魔皇后セレーネ》と、《アクセスコード・トーカー》のリンク召喚セットを採用しました。

回し方について

▼自分のマスターデュエルの動画でも動きを紹介しています。
https://youtu.be/sr1LPrI8Vf8

【遊戯王マスターデュエル】 謎すぎるバニラ軍団を従える面白テーマ 『魔鍵』 【ゆっくり解説】

【魔鍵】には手札1枚から動ける初動というものがなく、《魔鍵銃バトスバスター》が初動となる効果を持ちます。
しかし、《魔鍵銃バトスバスター》を出すために儀式のカードが2枚必要となるので、実質2枚初動が基本となります。

基本的な展開目標では、《大魔鍵-マフテアル》を経由して《魔鍵変鬼-トランスフルミネ》をシンクロ召喚することです。
《魔鍵変鬼-トランスフルミネ》単体から《魔鍵錠-解-》をサーチして構えるだけで2妨害が成立します。

ここからは必須ではないですが、《高等儀式術》や《予想GUY》、《魔鍵-マフテア》で好きな通常モンスターを墓地に送る機会が多いですが、これは《神聖魔皇后セレーネ》の展開を考えて最初は魔法使い族を用意しておくのがオススメです。

さいごに

いかがでしたか?
ご存じの人も多いと思いますが、【魔鍵】は《水晶機巧-ハリファイバー》が使えた時代は、そのギミックを活用した展開デッキになっていました。
禁止カードになってしまった現在の【魔鍵】は、かなりシンプルなデザイナーズテーマ通りのカテゴリとなっています。
好きな通常モンスターを採用できる拡張性、そしてイラストから垣間見えるストーリー性も人気のテーマですので、ぜひ皆さんの手に取ってもらえると嬉しい限りです!

湯蔵チャンネル