【バツローグ】WCSとは?徹底解説!

プロローグ

おはようございます。バツローグです。
先日ポケモンWCSが横浜で開催されました。参加された方はお疲れ様でした。
初の日本開催でしたが、実際に会場に行っていない方や物販・関連イベントのみの参加の方からすると「結局WCSって何?お祭りみたいなもの?」といったイメージを持たれているかもしれません。
お祭りなのは間違いありませんが、WCSとはどういったイベントか、何回もWCSに参加している僕が魅力も合わせて伝えていこうと思います。

WCSとは?


正式名称はワールドチャンピオンシップス、つまり世界大会です。
毎年8月に世界各国から参加権利を得た代表選手が集まり、世界一を決める大会が3日間に渡って行われます。部門はポケモンゲーム、ポケモンカード、ポケモンユナイト、ポケモンGOと分かれています(以前はポッ拳部門もありました)。
主催は「海外の」ポケモン会社です。日本開催であっても英語主体のイベントだったのはそのためですね。

また、メインホールには選手か観戦者パスを持った人しか入れません。
開催場所は主にアメリカです。2022年はロンドン、2023年は日本で開催されましたが、それ以外は全てアメリカでの開催でした。
今年の会場はパシフィコ横浜でしたが、CL横浜と雰囲気は全く異なるものです。どういった内容か解説していきます。


相手は世界


対戦する相手は主に海外の選手です。それも各国の代表として来ているので腕前は一級品です。
対戦形式はBO3(3本勝負)なので、運だけで勝敗が決まることはまずありません。
Day1は勝ちが3ポイント、引き分けが1ポイント入り、8ラウンドで合計18ポイント集めたらDay2に上がる事が出来ます。
Day2の参加者は日本で言うポケカ四天王クラスの実力者しかいない顔ぶれになります。1戦1戦が重く、勝ち越すだけでも称えられるでしょう。
参加人数は100~200人の間で、トップカットに上がれるのは8人のみです。
Day2も8ラウンドで18ポイントがトップカットのボーダーラインでした。
WCSに参加すると自分より強い人がまだまだいるんだな、と世界の壁を痛感させられます。

また、参加しているほとんどのプレイヤーは英語でコミュニケーションを取ります。日本語を喋れるジャッジは1人いるかどうかなので空気はアウェーです。
対面する実力者や雰囲気に飲まれて緊張するかもしれませんが、如何に自分のペースでプレイできるかが大事です。


限定のプライズ

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世界大会の参加者に配られるカードであるチャンピオンズフェスティバルは有名ですが、他にも様々なプライズを貰えます。
参加者限定スリーブやプレイマット、Tシャツや帽子は毎年恒例で配られます。他にも年々中身が豪華になっており、Switchケースやぬいぐるみやダメカンケースなど紹介しきれないぐらいほどのラインナップです。
それらがまとめて入っているウェルカムバッグをチェックイン時に貰う仕組みですね。
今年はチャンピオンズフェスティバルではなくパラダイスリゾートでした。チャンピオンズフェスティバルがサーナイトと相性がよく、実用的なカードになってしまったことが影響していそうです。

上位入賞者にも特典はあります。TOP32に入賞すると限定のバッグと帽子、TOP8はプレイマット、TOP4以上は栄光のトロフィーとカードを貰えます。
僕のポケモンカード人生における目標はWCSのNo1トロフィーを手に入れることです。


ド派手な配信卓

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国内CLの配信卓も豪華なセッティングになりつつありますが、WCSの装飾はそれを超越しています。
毎年開催地域やテーマに合わせた雰囲気を醸し出しつつ、ポケモン要素を取り入れたステージがセッティングされています。
今年は4部門並行だったのですが、各部門を日本の四季にテーマ分けして装飾するというお洒落っぷり。決勝戦は火花や煙も上がります。

また、1つのメインステージで各部門の配信卓が並んで行われているので広大です。
ライブステージのような観客席も大量に用意されており、配信卓ごとに客席から見やすい大きいモニターも用意されています。
観戦する側も大いに盛り上がれる造りになっています。みんなで観戦しながら盛り上がれる空間はWCSならではです。


セレモニーもド派手


配信卓が設置されているメインステージで開会式と閉会式が行われます。今年の開会式は和太鼓による壮大な演奏から始まりました。
そしてポケモンの生みの親である石原社長によるお話と、去年のWCS決勝戦に使われた各部門のポケモンを銅像にしたかっこいいPVが流れました。
和太鼓演奏は日本ならではですが、毎年盛り上がるPVを用意してくれます。
開会式が終わるとすぐにDay1の1回戦が始まるので、選手の士気が有頂天に達した状態で試合に挑めるのです。

閉会式は石原社長自ら各ゲームのビッグな新情報を発表してくれます。
ポケモンカードは次のシリーズのテーマが公開されます。今年はパラドックスポケモンとエーススペックでしたね。
そして最後に全員が最も気になる次回の開催地が発表されます。来年の会場はハワイでした。
僕が一番開催されて欲しい場所でしたが一番非現実的だと思っていたので、発表された時興奮した覚えがあります。


大量の限定物販

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WCS開催に伴って、限定のグッズが陳列された、出張型ポケモンセンターが設置されます。これも年が経つにつれて規模が大きくなっているように感じます。今回はホール1つを丸々使うほどの広さでした。
選手や観戦者パスを持っている人と、抽選で当たった人だけが定められた日時に入場できます。

そこでしか売られていないカードサプライやぬいぐるみ、アパレルなど数々の商品が陳列されています。今年は丼やフィギュアなども販売されていました。
お会計をしている人で計10万円を超えている人もざらに見かけました。
ダメカンケースとアパレルはすぐ在庫切れになるので、ポケモンセンターに行くなら早めの日程、もしくは朝イチに行くことをオススメします。


トレード等の国際交流


自分の地域で販売・配布されていないスリーブやプレイマットが欲しくても、関税で高くなるので手が出しにくいですよね。それは海外のプレイヤーも同じ考えなので、自分の地域で流通しているサプライを持ち込んでトレードする文化があります。
日本のサプライは日本のみ販売されているものばかりなので需要が高いです。

お互いの言語のカードを交換しているプレイヤーもいます。自分がその年に使用したカードの英語版をトレードで集めて、記念に保管するプレイヤーもよくいます。対戦以外で海外のいろいろな方とコミュニケーションを図れる場でもあるので、WCSならではの楽しみです。
マネートレードを要求する人もいますが原則禁止です。


エピローグ


WCSは一言で言うとお祭りであることは間違いありません。特に今年はポケジェニックやショーイベントなど、会場の外まで装飾がされており、手ぶらで行っても楽しめるイベントでした。
世界一を決める大会のみならず、WCSに関わる人全員を楽しませる魅力が詰まっています。
WCSに参加した人はみんな口を揃えて来年も行きたいと言います。僕もそのうちの一人です。
それほどの魅力があるイベントなので、ぜひ五感で味わっていただけたらと思います。

今回は以上です。ありがとうございました! 

バツローグ