はじめに
はじめまして、YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です。
今回は2026年7月1日より適用される遊戯王OCGのリミットレギュレーションについて解説します。
今回の改訂の注目ポイント
2026年4月の改訂で【キラーチューン】以外の複数の環境テーマが規制され、5月末に強化された【トゥーン】の登場により、7月環境は【トゥーン】と【キラーチューン】を中心に、その下へ複数テーマが並ぶ構図となっていました。
直近の大型大会となるYCSJ大阪では【キラーチューン】が優勝し、【トゥーン】のほかにシングル戦ゆえに先攻ワンキルが目立つ環境となっていました。
今回の改訂では分かりやすいポイントがまとまっており、
- 【キラーチューン】の本格規制
- 【トゥーン】はまだ新しいのでそこまで触れず
- 先攻ワンキルへの規制
これらの3つのポイントで説明できる、明快な改訂内容となっています。
改訂内容
禁止
新規指定・制限強化[4枚]
転晶のコーディネラル【無制限⇒禁止】
ナチュル・ローズウィップ【無制限⇒禁止】
墓穴の指名者【制限⇒禁止】
ハーピィの羽根吹雪【制限⇒禁止】
制限
新規指定・制限強化[4枚]
キラーチューン・ロタリー【無制限⇒制限】
覇王眷竜スターヴ・ヴェノム【無制限⇒制限】
シンクロ・オーバーテイク【無制限⇒制限】
神の宣告【準制限⇒制限】
制限緩和[2枚]
旧神ノーデン【禁止⇒制限】
メンタルマスター【禁止⇒制限】
準制限
新規指定[3枚]
パーフェクトロン・ハイドライブ・ドラゴン【無制限⇒準制限】
キラーチューン・シンクロ【無制限⇒準制限】
神の警告【無制限⇒準制限】
制限緩和[1枚]
斬機サーキュラー【制限⇒準制限】
無制限
制限解除[4枚]
スプライト・ブルー【準制限⇒無制限】
ティアラメンツ・レイノハート【準制限⇒無制限】
餅カエル【準制限⇒無制限】
トリックスター・リンカーネイション【準制限⇒無制限】
考察
禁止

新規指定・制限強化[4枚]
転晶のコーディネラル【無制限⇒禁止】
ナチュル・ローズウィップ【無制限⇒禁止】
墓穴の指名者【制限⇒禁止】
ハーピィの羽根吹雪【制限⇒禁止】
禁止カードとして4枚のカードが選ばれました。歴代の改訂から見ても多いと言えます。
ただ、どれも環境テーマに対して致命的な禁止カードといった内容ではありませんでした。
《転晶のコーディネラル》は送り付けコンボで過去に使用されていましたが、《究極幻神 アルティミトル・ビシバールキン》の送り付けによる《シャドー・トゥーン》を用いた先攻ワンキルコンボが、【トゥーン】において使用されたのが今回の禁止の理由だと思われます。
《ナチュル・ローズウィップ》は【キラーチューン】にて《キラーチューン・キュー》で簡単に出せる妨害持ちでした。
1枚採用でも規制するなら禁止にするしかなく、今回の【キラーチューン】規制の一環として選出されました。
《墓穴 of 指名者》は長い間遊戯王OCGで活躍し続けていた汎用カードです。
先攻の展開を止めるモンスターの手札誘発を無効にできる上に、普通に伏せても一定の仕事をこなせる汎用カードでしたが、今回でついに禁止となりました。
先攻有利になるカードでもあったため、ここ最近ではいつ禁止になってもおかしくないカードといえました。
《ハーピィの羽根吹雪》は環境で活躍したわけではありませんが、効果が現代で強力すぎるため、長い間【ハーピィ】を強化できない原因でもあると考えられてきました。
今回の禁止で環境外の【ハーピィ】が急に弱体化しますが、今後の新規を前向きに期待したいところです。
制限

新規指定・制限強化[4枚]
キラーチューン・ロタリー【無制限⇒制限】
覇王眷竜スターヴ・ヴェノム【無制限⇒制限】
シンクロ・オーバーテイク【無制限⇒制限】
神の宣告【準制限⇒制限】
制限カードの規制は4枚であり、そのうち《キラーチューン・ロタリー》と《シンクロ・オーバーテイク》は【キラーチューン】の規制で選出されました。
どれも単純に手札に素引きして手数・貫通札にもなるため、安定感を削る規制と言えます。
《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》は《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》をコピーして4000バーンできるコンボで、長い間先攻ワンキルとして使用されていました。
直近では【獄神】での先攻ワンキルに使用されたため、その難易度を上げるための規制へと至っています。
《神の宣告》は先攻で強い汎用カードとして再評価され、今回規制されました。
制限緩和[2枚]
旧神ノーデン【禁止⇒制限】
メンタルマスター【禁止⇒制限】
2枚ともエラッタによる禁止解除となります。
以下にエラッタ後のテキストを記載します。
《旧神ノーデン》
S・Xモンスター+S・Xモンスター
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
1:このカードがEXデッキから特殊召喚した時、自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果を無効にして特殊召喚する。このカードがフィールドから離れる時にそのモンスターは除外される。
《メンタルマスター》
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
1:800LPを払い、自分フィールドのサイキック族モンスター1体をリリースして発動できる。デッキからレベル4以下のサイキック族モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。
どれも名称ターン制限がつくようになり、《旧神ノーデン》は特殊召喚時の効果がEXデッキからに限定されました。
また《メンタルマスター》は従来同名の自身をリリースできない仕様でしたが、自身をリリースできるように変更され、珍しい強化も伴うエラッタとなりました。
《旧神ノーデン》は現代で《超融合》用のカードとしても期待され、《メンタルマスター》はサイキック族の汎用的な1枚初動のリクルーターとなり、《緊急テレポート》を経由することで星4のサイキック族にもアクセスできるようになっています。
準制限

新規指定[3枚]
パーフェクトロン・ハイドライブ・ドラゴン【無制限⇒準制限】
キラーチューン・シンクロ【無制限⇒準制限】
神の警告【無制限⇒準制限】
《パーフェクトロン・ハイドライブ・ドラゴン》は今年3月末に登場したカードであり、準制限ではあるものの、非常に早い規制となりました。
問題はターン制限がないバーン効果であり、準制限にすることで先攻ワンキルへの難易度を高くするためだと考えられます。
《キラーチューン・シンクロ》は【キラーチューン】の規制枠です。1ターンに2枚使えるカードでもあるため、意味が残るように準制限にしたと思われます。
《神の警告》は《神の宣告》と同様に先攻で強い汎用カードとして再評価され、規制にいたりました。
制限緩和[1枚]
斬機サーキュラー【制限⇒準制限】
昔は有名なパワーカードでしたが、現代では似たようなカードが多いため、インフレに馴染んで緩和されたと考えられます。使用される【サイバース】デッキも、特殊な【M∀LICE】しか環境にいないことも影響しているとされます。
無制限

制限解除[4枚]
スプライト・ブルー【準制限⇒無制限】
ティアラメンツ・レイノハート【準制限⇒無制限】
餅カエル【準制限⇒無制限】
トリックスター・リンカーネイション【準制限⇒無制限】
こちらは前回の緩和からスライドしてそのまま無制限になったカードです。どれも順当と言えます。
本コラムの内容は、こちらの動画でも解説しています。
【遊戯王】 『ついに墓穴禁止の時代へ』 2026年7月リミットレギュレーション判明! 【ゆっくり解説】

来期の期待のデッキ
【キラーチューン】
今回の規制で安定感・貫通力を落ましたが、まだまだパワーは健在です。環境トップからは陥落すると思われますが、引き続きトップ手前で強力なテーマとして活躍するでしょう。
【トゥーン】
今回はほぼ規制のなかったテーマであり、実質的な一強に繰り上がると予想されます。
【閃刀姫】
【烙印】
【エルフェンノーツ】など
環境中堅にいたものの、今回の改訂で影響を受けなかったテーマです。
今後は環境上位への繰り上げが期待されます。
さいごに
いかがでしたか?
今回はついに新規で強化された【トゥーン】を軸とした、新たな環境が形成されそうです。
今後の遊戯王がどうなるか楽しみですね!

