はじめに
こんにちは!
YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です。
今回は2024年7月1日より適用された遊戯王OCGのリミットレギュレーションについて解説します!
2024年の前回の改訂は、かなり様子見な規制が多く、今回の改訂ではそれに対する答えとなる規制が多いイメージでした。
しかし、その分新たに様子見となる規制のカードもあります。
全体的に次の改訂に進んだイメージですね。
リミットレギュレーションの更新内容
禁止
新規指定
カタパルト・タートル【無制限⇒禁止】
カイザーコロシアム【準制限⇒禁止】
制限
制限緩和
Emヒグルミ【禁止⇒制限】
マジェスペクター・ユニコーン【禁止⇒制限】
制限強化・新規指定
永遠の淑女 ベアトリーチェ【無制限⇒制限】
S:Pリトルナイト【準制限⇒制限】
スネークアイ・エクセル【準制限⇒制限】
No.40 ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス【無制限⇒制限】
盃満ちる燦幻荘【無制限⇒制限】
サモンリミッター【無制限⇒制限】
準制限
制限緩和
焔征竜-ブラスター【制限⇒準制限】
巌征竜-レドックス【制限⇒準制限】
瀑征竜-タイダル【制限⇒準制限】
嵐征竜-テンペスト【制限⇒準制限】
SPYRAL-ジーニアス【制限⇒準制限】
新規指定
篝火【無制限⇒準制限】
無制限
制限解除
グローアップ・バルブ【制限⇒解除】
星杯の神子イヴ【準制限⇒解除】
超雷龍-サンダー・ドラゴン【制限⇒解除】
捕食植物オフリス・スコーピオ 【制限⇒解除】
刻の封印【制限⇒解除】
新たな禁止カードが2枚で、禁止解除されたカードが2枚と禁止関連でみても変動はそこそこ多い回となりました。
制限カードが新しく6枚指定されている中で、新しい準制限1枚のみ。
後半の準制限・無制限は緩和の数の方が圧倒的に多く、今回の改訂は規制・緩和と共にバランスの良い内容となっています。
解説
禁止
カタパルト・タートル【無制限⇒禁止】

遊戯王の歴史において、定期的に先攻ワンキルに使われた《カタパルト・タートル》がついに禁止となりました。
今回強化された【タキオン】にて手軽にサーチができて、高火力の射出で先攻ワンキルできるのが問題となっています。
元々大会で大きく結果を残すような構築ではなかったですが、今後も悪用される懸念点も含めて早めの禁止になったと考えられます。
カイザーコロシアム【準制限⇒禁止】

前回の様子見の準制限から一転して、準制限⇒禁止という厳しい規制となりました。
元々先攻側が使うと相手のターンへのロックに関わらず、自分のターンでも有利に進められる強力なカードとなっていました。
代表例でいうと、「ニビルケア」や「超融合ケア」などの環境に対するメタカードを逆に対策できる万能制圧カードです。
流石に今回で許容できなくなったのか、満を持して禁止カードとなりました。
制限
制限緩和
Emヒグルミ【禁止⇒制限】
【Em】強化に伴い、事前に予告されていたエラッタを含む禁止カード解除となっています。
割られると後続を呼べる強力な効果に変わりはないですが、ターン制限が付いたために1ターンで大きく動き回るのが抑制されました。
マジェスペクター・ユニコーン【禁止⇒制限】

半年前に【マジェスペクター】の新規が登場し、ワンテンポ遅れてついに禁止解除されました。
【マジェスペクター】に関わらず、このカード単体のカードパワーは非常に高く、ペンデュラムデッキの汎用モンスターとして今後活躍すると思われます。
ペンデュラムデッキ自体が、環境で大きく見かける訳でもなく、カードパワーも高いカードが増えて、選択の幅ができたための禁止解除とも言えます。
制限強化・新規指定
永遠の淑女 ベアトリーチェ【無制限⇒制限】
【デモンスミス】で簡単に出せるお手軽墓地肥やしとなっていたため、様子見の制限になったと思われます。
S:Pリトルナイト【準制限⇒制限】
前回の準制限からスライドして制限となりました。
カードパワーが高いのは間違いないですが、複数採用させない程度の制限に収まると思われます。
スネークアイ・エクセル【準制限⇒制限】
【スネークアイ】に対する順当な規制となります。
マスターデュエルで先行して制限カードとなっていたため、規制の厳しさも揃えて来た印象があります。
No.40 ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス【無制限⇒制限】
【ギミック・パペット】のメインパーツを規制せずに、ワンキルルートの幅を狭めるための規制と思われます。
このカードが規制される事を予想していた人はほぼなく…かなりダークホースな規制枠となりました。
盃満ちる燦幻荘【無制限⇒制限】
【天盃龍】への規制で、中心となるフィールド魔法が制限となりました。
サモンリミッター【無制限⇒制限】
こちらもお手軽ロックカードであったため、制限となりました。
過去に強力なロックカードが規制されている中で、順当に代用枠も徐々に規制されている流れとなっています。
準制限
制限緩和
焔征竜-ブラスター【制限⇒準制限】
巌征竜-レドックス【制限⇒準制限】
瀑征竜-タイダル【制限⇒準制限】
嵐征竜-テンペスト【制限⇒準制限】
SPYRAL-ジーニアス【制限⇒準制限】
これらのカードはマスターデュエルで既に無制限となっていますので、環境に与える影響がない実例からの緩和となります。
今回の様子見で問題がなければ順当にいずれ無制限になると思われます。
新規指定
篝火【無制限⇒準制限】
今回唯一の準制限の規制枠です。
炎族の《増援》なので順当な規制となります。
無制限
制限解除
グローアップ・バルブ【制限⇒解除】
星杯の神子イヴ【準制限⇒解除】
超雷龍-サンダー・ドラゴン【制限⇒解除】
捕食植物オフリス・スコーピオ 【制限⇒解除】
刻の封印【制限⇒解除】

無制限枠です。
順当なカードが多く、制限⇒解除となるカードが多い印象でした。
特に《超雷龍-サンダー・ドラゴン》は現代でも通用する雷族の強力なカードなので、環境でまた見かける事ができるか期待されます。
▼こちらの自分の動画でも解説しています!
【遊戯王】 『当然だけど意外すぎる規制も!』 2024年7月リミットレギュレーション判明! 【ゆっくり解説】
考察
今回の規制カードでみれば、環境テーマの一部のみでした。
無規制だった環境テーマは順当に繰り上がると思われるので、その中でも注目テーマを一部抜粋して紹介します。
デモンスミス
単体のデッキというよりは、出張パーツとして多くのデッキに採用されると思われます。
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の制限はありますが、元々1枚しか使わない事が多いので引き続き環境クラスでの活躍が期待されます。
R-ACE
元々規制のあるテーマでしたが、今回の改訂で他のテーマの弱体化によって繰り上がると思われます。
【デモンスミス】の複合型で恩恵を受けているテーマとも言えます。
ユベル
こちらも【デモンスミス】の恩恵を受けているテーマであり、悪魔族の繋がりを持ちます。
一切の無規制で動きに遜色がない分、非常に強力なテーマと言えます。
神碑
耐性が厄介な【ユベル】に対するメタテーマとして活躍が期待されます。
ただし、環境で流行している【デモンスミス】の《刻まれし魔ディエスイレ》の突破が困難な側面もあり、今後の立ち位置がどうなるかは秘かに注目されている所でもあります。
さいごに
いかがでしたか。
今回は7月のリミットレギュレーションの内容から、新環境で活躍するテーマについても解説しました。
遊戯王OCGはこれからさらに様々な新テーマや既存の強化が登場していくと思われますので、ますます注目と期待が集まっていくと思います。
ぜひ、皆さんもお気に入りのテーマを見つけられると幸いです!