はじめに
はじめまして！
YouTubeで遊戯王の動画を投稿している湯蔵ちゃんねるの湯蔵です。
今回は《召喚師アレイスター》を中心として構築した【召喚ドラグマ】のデッキについて解説します。
このデッキはグッドスタッフとして、【召喚獣】【教導（ドラグマ）】【深淵の獣（ビーステッド）】【罪宝】を集めたものとなります。
※「グッドスタッフ」とは…シナジーやコンボを考慮せず、単体で汎用性の高いカードを集めて作られたデッキ、あるいはカード群のことです。
【召喚獣】自体が混ぜ物前提のカテゴリでもあり、このデッキは11期黎明期に流行した【召喚ドラグマ】を現代のカードプールで仕上げたものになります。
特に《天底の使徒》が3枚使えるようになったのが大きく、《エルシャドール・アプカローネ》を落として《影依の偽典》を手札に加え、相手ターンに《エルシャドール・ミドラーシュ》を刺し込む動きが今でも強力です。
この動きは別途で闇属性モンスターは必要ですが、従来の《召喚師アレイスター》に加えて、【深淵の獣】と《黒魔女ディアベルスター》が共通で闇属性の素材を確保しやすくなっています。
そのため、グッドスタッフとしてもデッキ全体のまとまりが良くできているデッキとなっています。
デッキレシピ
▶デッキレシピ（遊戯王OCGカードデータベース）
※リミットレギュレーションは2024年4月となります。
採用カード解説
☆【召喚獣】側の採用
このデッキの主役にして、《暴走魔法陣》＋《テラ・フォーミング》で、実質7枚体制の1枚初動が単体で完結しているカードです。
通常召喚で《召喚魔術》をサーチ、《召喚師アレイスター》を《聖魔の乙女アルテミス》に変換して、《召喚獣メルカバー》に繋がるのが定番の動きになります。
《召喚魔術》 2枚
【召喚獣】の融合カードです。
墓地効果でこのカードをデッキに戻しながら除外されている《召喚師アレイスター》を手札に回収できるので、上記の1枚展開の最後に手札に《召喚師アレイスター》を戻すことでリソースが残せます。
《召喚師アレイスター》がないと何もできない点はネックですが、融合効果に対してはターン1がなく、2枚手札に揃った場合でも強いので、1枚素引きしても《召喚師アレイスター》のサーチ効果を無駄にしない用に2枚採用しています。
《暴走魔法陣》 3枚
サーチ効果がほぼ目的のオマケ効果付きフィールド魔法。
召喚獣メインのデッキなら文句なしの3枚採用です。
昔規制されていたので3枚使えて嬉しいですね。
☆【教導】側の採用
このデッキの聖女です。
《天底の使徒》によってサーチする先筆頭で、このカード経由で好きな【教導】カードを持ってこられます。
通常召喚することはほとんどなく、《召喚師アレイスター》の展開で、場にEXから特殊召喚したモンスターがいるのでこのカードも手札から特殊召喚できます。
《教導の騎士フルルドリス》 1枚
聖女のお守り騎士です。
素引きした場合は弱いですが、《ドラグマ・パニッシュメント》と違って、次の自分ターンにもEXの展開の縛りデメリットがありません。
次の自分ターンでもEXから展開したい場合は、《教導の聖女エクレシア》で持ってくるサーチ先の選択肢となります。
《教導の大神祇官》 1枚
お互いがEXから2枚カードを落とす効果になります。
相手に利用される可能性もありますが、利用できない相手と判断してから使うと2アドを稼げたりと非常に強力です。
《教導の聖女エクレシア》経由で持ってきても良いですし、《教導の騎士フルルドリス》と違って場に【教導】モンスターがなくても機能するので、《天底の使徒》で直接持ってきても良いカードです。
《天底の使徒》 3枚
なぜか無制限になった強力なカードです。
EX肥やし＋サーチなので基本2アドを稼げます。
落とすカードは状況によりますが、先攻であれば《エルシャドール・アプカローネ》を落として《影依の偽典》展開か、《共命の翼ガルーラ》を落とすだけで1枚ドローになります。
後攻であれば《旧神ヌトス》を落として捲りに使えて無駄がないです。
ただし、このカードを使った後のそのターンは、EXからの展開ができないので特に後攻の時は使う順番に注意が必要です。
《ドラグマ・パニッシュメント》 1枚
EXを落とせる除去罠です。
このデッキだと次のターンまでEXから出せない縛りが重いので、使いどころはかなり気を付ける必要があります。
☆【深淵の獣】側の採用
《深淵の獣サロニール》 1枚
共通効果で墓地の闇・光属性を除外できる強力なカード達です。
現在《深淵の獣サロニール》以外が制限カードなので、それぞれ1枚採用となります。
《深淵の獣サロニール》はこの構築だと、墓地に落としたいカードが初動だと《深淵の獣ルベルリオン》しかないので、これも共通効果で被りが起きないように1枚採用としています。
《深淵の獣ルベルリオン》 1枚
上記の【深淵の獣】サーチ担当にして、彼らをリリースして場に出て【烙印】永続魔法罠を設置してリソースを稼げます。
これも3枚入れたいカードですが制限カードなので1枚です。
《復烙印》 1枚
設置しておくだけでリソースが毎ターン稼げる強力な永続魔法になります。
素引きでもこのデッキはカードを除外する機会が多いので非常に便利です。
置いておくだけで相手とのリソース差を広げられるので、初動の《深淵の獣ルベルリオン》で最初に設置したいカードです。
《烙印の獣》 1枚
《深淵の獣ルベルリオン》で設置できる永続罠にして除去効果担当です。
先攻で設置する優先度は《復烙印》ですが、このカードは後手の状況によっては《深淵の獣ルベルリオン》で、すぐに設置してフリチェ除去として捲りに使えるので強力です。
ただし、このカードを素引きしてしまっている場合は【深淵の獣】がないと腐ってしまうので、《影依の偽典》と同様に《召喚獣メルカバー》の数少ない罠カード用の手札コストとして使えます。
☆【罪宝】側の採用
《召喚師アレイスター》の展開で場に残る《聖魔の乙女アルテミス》を墓地に送って展開出来る他、手札に腐ったカードもこのカードで落として展開できます。
複数手札に来ると腐るので2枚採用にしています。
《“罪宝狩りの悪魔”》 1枚
本当は3枚採用したかったですが、シンプルに汎用性と単体性能が高すぎて制限カードになりました。
墓地効果で1枚ドローも付いてくるのでアドバンテージを稼ぎやすいカードです。
《反逆の罪宝－スネークアイ》 1枚
除去効果担当で《黒魔女ディアベルスター》が後手で持ってくるカードとなります。
《“罪宝狩りの悪魔”》から動いている場合はこのカードを消費して墓地に送られることで、そのまま《“罪宝狩りの悪魔”》の墓地効果でこのカードをデッキに戻して1枚ドローも付いてきます。
《裏切りの罪宝－シルウィア》 1枚
無効妨害効果担当で《黒魔女ディアベルスター》が先手で持ってくるカードとなります。
このカードのおかげで【罪宝】の出張パーツでお手軽に1妨害となります。
☆EXの採用カードについて
《天底の使徒》ギミックと【召喚獣】のほかに、《神聖魔皇后セレーネ》と《アクセスコード・トーカー》の魔法使い族がよく使う汎用セットを、採用しています。
この構築だと《召喚師アレイスター》のほかに、《黒魔女ディアベルスター》が闇属性・魔法使いで、《神聖魔皇后セレーネ》で釣り上げられ、《暗影の闇霊使いダルク》もリンク召喚で出せて非常に相性が良いです。
回し方について
▼自分のマスターデュエルの動画でも動きを実際に紹介しています！
【遊戯王マスターデュエル】 流石に今の召喚獣が熱い！ 『罪宝召喚ドラグマ』 【ゆっくり解説】
グッドスタッフタイプのデッキなので、それぞれは独立した動きで決まった回し方はありません。
《黒魔女ディアベルスター》の解説で《聖魔の乙女アルテミス》を墓地に送るとお得と解説しました。
しかしこの場合だと《召喚師アレイスター》召喚時に相手の《増殖するG》をもらってしまうリスクがあるので、手札に確実に要らないカードがあれば、先に《黒魔女ディアベルスター》で展開するのもリスクをケアした動きとなります。
使っているうちに慣れていきますので、状況に応じて戦っていきましょう！
さいごに
いかがでしたか？
このデッキはグッドスタッフタイプの構築なのでどうしてもパワーカードが規制されて数が減ってしまいます。
しかし、その間にまた新たなパワーカードが生まれてこの構築に組み込むこともできるので、永遠に遊べて変化も楽しめるデッキだと思います！
皆さんもぜひ、手に取って遊んでみてください！
