みなさんこんにちは
プレイズスポンサードプロのシマダダイチことサーニーゴです。
今回はポケモンカードの練習方法について紹介します。
最近始めた方に「どうやったら上手になりますか?」という質問を受けることが非常に多いので、今回はこのテーマで解説していこうと思いました。
ポケモンカード歴が長い人でも、意外に基本的なことができていない可能性もありますので、今回のコラムを参考に自分のやり方を見直して欲しいです。
はじめに
カードゲームの楽しみ方は人それぞれ。
「友人と楽しく遊びたい」
「大会で勝ちたい」など
色々あります。
そのため、1番自分が楽しいと思える遊び方をするのがベスト!
しかし目標は何であれ、ある一定のレベルに到達していないとカードゲームの駆け引きや構築などの面白さは体感できないです。
この一定のレベルとはプレイやデッキの解説があれば正しい道が理解できて「なるほど〜。こうすればいいいのかおもしれ〜!」ってなるぐらいとしますね。(厳密にいえばあらゆる可能性があるので100%正しい道はカードゲームにはない。話を単純化するために正しいという言葉を使いました)
逆に初心者のうちしか、メキメキ新しいことを覚えたり新しいカードに出会う体験はできないです。
ポケモンカードを教える機会がある方は、1度しかない初心者の体験の中でまずは「楽しい」「面白い」と思ってもらうことを一番大事にして欲しいです。
話が脱線したので元に戻します。
人それぞれ目標が違うようにプレイスタイル、生活環境など全く同じ条件でポケモンカードをプレイしている人はいません。
一定のレベルより上を目指す際に重要なのは、自分に合ったやり方を見つけることです。
僕のポケカ歴は16年、競技プレイヤー歴は6年とアクティブなポケカプレイヤーの中では長い方ですが、未だに練習方法は試行錯誤の毎日です。
ですがこれから記述するやり方を参考にしてもらえると、初心者の方は一定のレベルに近づけます。
最後には僕の大会前の過ごし方を記述しておきます。
大会で勝ちたい方はぜひ参考にしてください。
練習の目的
練習の目的は「強いデッキを作る」と「プレイの上達」の2つあります。デッキは強い人の真似をする
初心者のうちは何をすればいいかわからない方も多いはず。
そのような時は、最短で上手になりたい人はまず強い人のデッキを真似してください。
プレイの上達は時間をかけないとできませんが、デッキを真似するのは簡単です。
もちろん自分流にデッキを作ることも楽しさではあります。
しかし本当に強いデッキを作るのは非常に難しい!
僕も0から強いデッキを作れといわれても、うまくできないことの方が多いです。
自分流にデッキを作るには、膨大な対戦回数とカード知識が必要です。
さらにデッキが微妙だと正しいプレイの練習もできません。
だからこそ強い人のデッキを準備することが最初のスタート!
そしてプレイの基本を覚えてから、自分流のやり方を実践しましょう。
プレイは基礎と応用
まず基礎から覚えましょう!
基礎は大会でいろいろな人と対戦するよりも、同じデッキや同じ対戦相手と何度も対戦してパターン化して覚える方が効率的です。
続いて応用ですが、これは大会に参加していろいろな人と対戦しないと身につけられません。
人それぞれ個性があるように、デッキの使い方や採用カードにもその人の個性が出ます。
パターン化して覚えたことをそのまま使っただけでは、対応しきれないのがポケモンカードバトルの面白いところであり、難しいところです!
また大会の場と練習の場では雰囲気が全く違うので慣れるためにも、多く大会に参加するのがオススメです。
練習方法
一人でできる練習
対戦動画を見る
ここ数年気になるデッキをYouTubeで調べたら対戦動画が上がっていることに感動しました。
投稿している方の実力は置いといて、どのようなデッキでも対戦しているところを見られるのは超画期的です。
初心者のうちはカードを覚えるので精一杯だと思うので、実際に使っているところを見てカードを覚えましょう。
一定のレベルに達している方には、CLや世界大会などの対戦もYouTubeにあるのでオススメです。
実力者の本気の対戦が無料で見られるなんてやば過ぎます!
僕も国内大会はもちろん、世界大会前には直近の海外の配信卓を全て見直し、重要な試合は何周も見ます。(世界大会は海外基準なので、使えるカードや制限時間が異なります)
僕は大会へ出たらほぼ確実に配信卓に呼ばれるので、イメージトレーニングにも非常にいいです。
カードリストを覚える
大会で上位に入賞したデッキはSNSにすぐアップされますし、トレーナーズウェブサイト(ポケカ公式ホームページ)では、カードの検索もできます。
今強いデッキをすぐ知って、知らないカードはすぐに検索という使い方も可能!
僕も毎日入賞デッキを1枚1枚チェックして、少しでも使えるカードがないかとトレーナーズウェブサイトを眺めています。
有益なX(旧Twitter)アカウントをフォローする
X(旧Twitter)は情報の宝庫です。
大会情報をまとめてくれるアカウントと、大会で上位によく残っている選手のアカウントをフォローすれば情報収集は簡単にできます。
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1人回し
文字通り1人でデッキを回す方法です。
1人で2つデッキを使って対戦の練習を行います。
一人回しでプレイが上手になるには限界もありますが、しっかりと2つの目的があります。
1つ目
プレイの確認です。
デッキの使い方を間違えていたとしても、実際に誰かと対戦した時にサクサクプレイできるようになります。
自分でこうした方がいいと気がついたら、それはすごい発見ですし、誰かに指摘してもらえたら今までのやり方は間違えていたことが明確にわかるのですぐに直せます。
「何が間違えているのかすらわからない!」という状況が一番まずいので、「自分ならこうする!」って明確な意思があるのとないのとでは全く違います。
2つ目
試行回数を稼ぐことです。
試してみたいカードやデッキがあったとして、それが本当に使えるのか一人でも最低限検証できます。
明らかに使えなかったら一人でもすぐに気がつきます。
上手に使えたら実際に誰かを相手に試してみるといいでしょう。
サイド落ち確認練習
サイドにあるカードはポケモンを倒すまで取ることはできません。使いたいカードが山札にあるかどうか知っておくことは、ゲームプランを考える上で非常に重要です。そのため山札を最初に見る機会があればそこにないカードを確認します。
そうすることでサイドのカードを把握できます。
確認の練習は1人でもできるので確認するカードの優先順位を事前に決めておいて、実際に対戦する時は素早く把握できるようにしましょう。
1分以内に最低限チェックしないといけないカードを確認して、残りは試合中に山札を見るタイミングで確認するのがベストです。
2人以上でできる練習
対戦
好きなデッキで適当に対戦していても一定のレベルから上達はしません。
目標を決めて練習しましょう。
例えば「このデッキでギラティナVstarに勝つ練習をする」みたいに具体的に勝ちたいデッキを決めてひたすら同じマッチアップを繰り返します。
勉強と同じでポケモンカードも反復練習が大事です。
初心者で何からやればいいかわからない場合は、とにかく対戦に慣れることが大事なので多く対戦して数をこなしましょう。
手札を見せ合って対戦する
相手と手札を公開して対戦。
1手1手お互いに考えながらやることでプレイが洗練されます。
またお互いにされると困ることがわかるようになります。
初心者のうちは普通に対戦して慣れてきたり、行き詰まったりした時に実践して欲しい練習方法です。
デッキリストを見せ合う
ポケカプレイヤーなら誰しもどのカードをデッキに採用するか悩みます。
そのような時デッキの中身を一通り並べて、他の人と相談しながらどのカードの優先度が高くてどのカードの優先度が低いか考える方法が有効です。
カードを並べることでカード同士の相性を考えながら採用カードを見直せます。
リモート対戦
家から一歩も出ずに練習ができるので非常に便利です。
実際に人と対峙して練習するのとでは、違ってやりずらさはありますが、住んでいる場所に関わらず気軽に対戦相手を見つけられる利便性があります。
問題の対戦相手は、SNSで募集したり大会を通じて知り合った人に申し込んだりして見つける人が多いようです。
僕のYouTubeメンバーシップでは、リモート対戦の大会を毎週開催しています。
リモート環境まで整えて対戦したい人は、よっぽどポケカが好きか、いい意味で勝ちに貪欲な人が多いので上手な人が多い印象を受けます。
▶サーニーゴメンバーシップはYouTubeページをチェック!
3人以上でできる練習
2vs1で対戦
2人で一緒にプレイして、考えながら対戦する方法です。
相手の手札が見えないので1vs1でやるよりも実戦に近くなります。僕は大きな大会直前になると、使うデッキを決めてこの方法で集中的に練習します。
後ろから対戦を見る
対戦しているところを後ろから眺める練習です。
2vs1と違って一通り試合が終わってから意見交換をします。
こうすることで見られている側のプレイスタイルや、ゲームプランが浮き彫りになります。
自分ならどのような順でカードを使うかを考えながら見ることで、自分より上手だと思った部分を取り込んでいきましょう。
これは大会などで、上手なプレイヤーの後ろに付いて見ることでも実践できます。
一緒に練習する機会がないプレイヤーのプレイを盗めるのは、非常に有意義な練習方法です。
邪魔にならないようであれば、対戦が終わった後に疑問に思ったプレイについて質問してみましょう。
応用編
ここまでは基本的なことを解説しました。
ここからは大会で上位に入るために大事なことを解説します。
メモを取る
大会に向けて練習する時、僕は「対戦結果」「採用を検討したいカード」などを絶対メモに残します。
重要な大会が近くなるにつれて、自分の今の状況を客観的に把握できなくなってしまうからです。
特に直近数回の対戦は記憶に残りやすいので、その基準でデッキやカードの評価をしてしまいます。
毎日目標を決める
「今日はこのマッチアップ検証をしよう」
「今日はこの対策カードをデッキに入れてみよう」
というように練習前に目標を決めておくと、何のために時間を割いているかわかりやすくなります。
もちろん「今日は楽しく対戦しよう」でもOK!
これは大会に参加する際にも言えることです。
「このデッキが大会で通用するか試してみよう」
「このデッキを完璧に大会中こなす」
という目標を大会ごとに決めましょう。
ここで重要なのは、うまくなるために必要なことは大会結果にこだわることではなく内容にこだわることです。
反省をする
「うまくいった部分」と「よくなかった部分」をメモに残しておくといいでしょう。僕は半年後ぐらいに一気に見直すことがあります。
これによって失敗した時の傾向が何となくわかるようになりました。
自分より上手い人に教えてもらう
これはかなりレアケースな方法で、メリットがないと自分より上手い人から教えてもらうのは難しいです。
もし自分が教える側だとしても、自分にメリットがないと、なかなか教えたいとは思えないですよね?
しかし逆にいえば練習相手として不足していても、他にメリットがあればいいわけです。
例えば
「毎日1個デッキを考えてその中から強そうなデッキをいくつか実際に回した結果を毎週送る」
「大会で上位に残ったデッキをすぐ作って練習できる環境を整える」など
1人だと確実に時間が足りなくてできないことを実践できる方。
それだけの熱意を見せてくれるプレイヤーに強いプレイヤー達が興味を示さないわけがありません。
もし自分より上手な人に教えてもらえる機会があれば、それは貴重な機会なので、無駄にしないようにしましょう。
大会までの過ごし方
ここまででおおよそ僕が実施していることは書いてきました。
最後に大会前の僕の過ごし方について書いておきます。
大会のない期間
コツコツ続けることは大事なので、練習はおおよそ毎日やっています。
日常生活が忙しい期間でも1人回しやリモート対戦はできます。
多く時間が取れなくてもとにかく毎日続けることが大事です。
カードプール確定〜大会2週間前まで
いろいろなデッキの可能性を探ります。
大会で勝ち残るには、デッキ選択が一番重要なのでここに一番時間を使います。
大会2日前まで
デッキを2〜3個に絞って練習します。
数年前はギリギリまで様々なデッキを試していましたが、最近はプレイミスをしないことが最低条件になっているので、制限時間以内に的確なプレイを意識して練習しています。
高度なスーパープレイではなくミスを限りなく減らすことが重要です。
大会前日
寝不足が一番パフォーマンス落とすのですぐ寝ます。
近道はない
上手になるために効率のいい練習はありません。
時間をかけて練習した経験からしか、最適な練習方法は生まれないので根気よくコツコツやっていくしかありません。
たとえ目指していた大会で思うような結果を出せなくても仕方ないです。
すぐに結果は出ないので折れずに続けるしかないです。
結果が出る保証はありませんが、今まで勝ち残ってきたプレイヤー達も全く同じ条件で頑張ってきたことを忘れないようにしましょう。
まとめ
最後までご覧くださりありがとうございました。
色々お話ししましたが、ざっくりまとめると「毎日目標を決めてコツコツ取り組みましょう」です!
ぜひこのコラムが少しでも参考になったという方は、X(旧Twitter)などで感想を送ってもらえると非常に嬉しいです!
今後も毎月コラムを更新していきます。
X(旧Twitter)で意見等を募集するので、書いて欲しい内容や動画にして欲しい内容があればご意見いただけると嬉しいです。
ではまた来月のコラムでお会いしましょう!
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