【ポケ神チャンネル】複雑なルール、理解できていますか?

はじめに


こんにちは、ポケ神チャンネルのとーまです。
今回は「ポケモンカードにおける上級ルール、ややこしいルールまとめ」を紹介したいと思います。
初心者さんにもわかりやすく解説していきます。
一生懸命執筆しているので、是非最後まで読んでいただけると幸いです。

ポケモンカードのややこしいルールとは?


ポケモンカードにはややこしいルールが多く存在します。
全て覚える事は難しいので、ややこしいルールの中でも普段からよく問題に起こる事例を紹介していきたいと思います。

シティリーグやチャンピオンズリーグでは、難しいルールはジャッジに質問すると教えていただけるので身構えなく見ていただければ幸いです。


弱点計算とダブルターボエネルギーの計算


ポケモンカードには弱点計算があります。
リザードンexであれば、草弱点

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マスカーニャexであれば、炎弱点

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弱点計算というのは、ワザを使う側のポケモンがダメージを受ける側のポケモンに対して、弱点と定められたタイプなら2倍のダメージを与えられます。
マスカーニャexがワザ「スクラッチネイル」をリザードンexに与えると、100ダメージを2倍にして200ダメージを与えられます。
この計算はシンプルですが、仮にマスカーニャexにダブルターボエネルギーがついているときはどうでしょう?

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ダブルターボエネルギーは「このカードをつけているポケモンが使うワザの、相手のポケモンへのダメージは「-20」される」という効果になっています。

同じようにマスカーニャexがワザ「スクラッチネイル」をリザードンexに与える時、

  • 100ダメージから20ダメージ引いて、2倍にして160ダメージを与えるパターン
  • 100ダメージに2倍をかけて、20ダメージを引いて180ダメージを与えるパターン

この2パターンが存在します。
正解は後者の「100ダメージに2倍をかけて、20ダメージを引いて180ダメージを与えるパターン」です。

ポケモンカードのダメージ計算は少し複雑ですが、ダメージ計算を処理する順番が存在します。

  1. ワザのダメージの計算(スクラッチネイル)
  2. ダメージを与えるポケモンが受けている効果(ダブルターボエネルギー)
  3. 弱点の計算(リザードンexの草弱点)
  4. 抵抗力の計算
  5. ダメージを受けるポケモンが受けている効果
  6. 最終的なダメージ

この順番に沿ってダメージ計算をします。
ここで使用しているのは1と2と3と6です。

 1.マスカーニャexのワザ「スクラッチネイル」で100ダメージ
 2.ダブルターボエネルギーで-20ダメージ
 3.リザードンexが草弱点ですので、80ダメージ×2
 6.全てを計算して160ダメージです。

ダメージ計算のややこしいルールはこの表をみていただければすぐわかるかと思います。


ワザを使うときに必要なエネルギー


スタジアム「ポケモンリーグ本部」は拡張パック「黒炎の支配者」で新しく収録されたスタジアムです。

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効果は「おたがいの場のたねポケモンがワザを使うためのエネルギーはそれぞれ無色エネルギー1個ぶん多くなる」です。

ウッウの特性「ロストプロバイド」は自分のロストゾーンにカードが4枚以上あるなら、このポケモンが使う為のエネルギーはすべてなくなります。

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このとき2つのパターンが存在します。

  • ウッウの特性「ロストプロバイド」が先に発動して、ワザを使うエネルギーがすべてなくなる。その後、ポケモンリーグ本部の効果がはたらいて、ワザを使うためのエネルギーが1つ増えてワザ「おとぼけスピット」を使うエネルギーは無色エネルギー1つになる。
  • ポケモンリーグ本部の効果が働いて、ワザを使うためのエネルギーが1つ増えてワザ「おとぼけスピット」を使うエネルギーは合計4つになる。その後、ウッウの特性「ロストプロバイド」が発動して、ワザを使うエネルギーがすべてなくなり、ワザ「おとぼけスピット」はエネルギー0個で使える。


正解は後者です。
ポケモンカードでは同じカードに対して、「なくなる」と「多くなる」の効果が重なった場合は「なくなる」が優先され、それ以外の効果はすべてなくなります。
新カード「ポケモンリーグ本部」はロストバレット対策にデッキに採用されると思うので、これから使う側も使われる側も増えると思うので、参考になると思い紹介いたしました。


ホシガリスの特性「すあなにかくす」は手札0枚でも使えるのか?


題名通り、ホシガリスの特性「すあなにかくす」は自分の手札が0枚の場合使用できるのか、使用できないのかという議題です。

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ホシガリスの特性「すあなにかくす」は自分の番に1回使える。自分の手札をすべてウラにして切り、山札の下に戻す。その後、山札を1枚引く。というテキストになっています。
例によって2つのパターンが存在します。

  • 手札が0枚の時に「すあなでかくす」が使える。
  • 手札が0枚の時に「すあなでかくす」は使えない。


正解は後者です。

ポケモンカード上級ルールにも書かれています。
引用:上級プレイヤー用ルールガイド Ver. 3.3 (2023/1/20)


ポケモンカードのテキストでよくある「〇〇する。その後△△する」の一例です。

引用:前文に書かれている効果をおこなったなら、後文に書かれている内容も行う。

少し難しいですが、ホシガリスの特性「すあなでかくす」で説明すると、「自分の手札をすべてウラにして切り、山札の下にもどす。」が前文の「〇〇する。」にあたります。
「その後、山札を1枚引く。」が後文の「その後△△する」にあたります。

引用:前文に書かれている内容を1つでも行えた場合、「その後」に続く内容を行います。前文に書かれている効果を全く行えなかった場合、「その後」に続く内容は行いません。

ポケモンカードでは前文にかかれている内容が1つでもできると、その後の処理が行えます。
全くできない場合、そのカードは使えないというルールになっています。


お互いのポケモンが気絶すると、どちらからバトル場に出すのか

 

ポケモンカードをプレイしていて、同時に気絶することは稀にあります。
このときどちらが先にバトル場にポケモンを出すのか、迷った事はありませんか?
先にベンチからバトル場にポケモンをだすのは、ワザを使った側か、ワザを使われた側か。

正解は後者です。
ポケモンカードのルールで「お互いのプレイヤーのバトルポケモンが同時にきぜつした場合、次の番い行うプレイヤーから、バトルポケモンを出します。」というルールがあります。
ワザを使った側が有利なルールと覚えれば、思い出せそうですね。

同時きぜつの起こる可能性があるカードとして、
ドラピオンのワザ「ダイナミックテール」:自分のポケモン1匹に60ダメージ
レントラーのワザ「ワイルドボルト」:このポケモンにも20ダメージ

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などが存在します。


おわりに


ポケモンカードにおける上級ルール、ややこしいルールまとめを紹介しました。
難しいルールもあったと思います。わからなければジャッジやインターネットで調べる事をオススメします。
参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

ポケ神チャンネルとーま

yamano