「ポケカでマヒ状態になったけどどうすればよいかわからない…」
「特殊状態になって、ポケモンチェックとかあるけどよくわからない…」
ポケモンカードを始めたばかりの方だと、このような経験があるのではないでしょうか?
今回はそのような方のために、「ポケモンカードの特殊状態」について徹底解説していきます。
ぜひ最後までチェックしてくださいね。
ポケカの特殊状態とは
ポケモンカードにおいて特殊状態とは、- どく
- やけど
- ねむり
- マヒ
- こんらん
これら5つの状態のことになります。
対戦においてこれら5つの状態を理解するのに、最初は苦戦すると思いますので、今後対戦で悩むことがあった際にも見返せるように解説していきます。
ポケモンチェックとは
それぞれの特殊状態について解説する上で、「ポケモンチェック」も非常に重要になりますので、解説していきます。
「ポケモンチェック」とは、それぞれの番(対戦相手と自分)が終わる度にお互いの【どく】【やけど】【ねむり】【マヒ】を確認し、効果処理をすることです。
※【こんらん】は含まれないため注意してください。
「ポケモンチェック」は各ターンの終わりに必ず行いますが、「自分の番」「対戦相手の番」どちらのターンにも含まれた行動ではありません。
なかなか最初のうちは、【「自分の番」「対戦相手の番」どちらのターンにも含まれた行動ではない】という意味がよくわからないと思いますので、初心者の方は深く考えなくても問題ないです。
また「ポケモンチェック」の際にポケモンやトレーナーズのカードで、「ポケモンチェック」の際に関連する効果をもっていないか、確認しておきましょう。
過去に登場した「戒めの祠」というカードは、「ポケモンチェックのたび、おたがいの「ポケモンGX・EX」全員に、それぞれダメカンを1個のせる」という効果がありました。
そのため「戒めの祠」がある場合は、「ポケモンチェック」が発生する度に、効果処理を行う必要があります。
※2023年6月時点のスタンダードレギュレーションでは、「ポケモンチェック」に働く効果のカードはありません。
状態異常が回復する場合
ここからは状態異常が回復する条件について解説していきます。
進化する
ポケモンを進化させることで、【どく】【やけど】【ねむり】【マヒ】【こんらん】5つの状態を回復できます。
「ふしぎなアメ」の効果による2進化や、VMAXポケモンやVSTARポケモンに進化させる「V進化」なども含まれます。
退化する
一部のポケモンのわざにある退化させる効果によっても、特殊状態は回復します。
※過去のレギュレーションでは、「退化スプレーZ」などグッズによってポケモンを退化させるカードもありました。
ベンチに戻る
ベンチに戻ることで、ポケモンの状態異常を回復できます。
そのため、ベンチにいるポケモンは「特殊状態にならない」というのも覚えておくと良いでしょう!
「逃げる」「ポケモンいれかえ」「あなぬけのヒモ」などでベンチに逃がせますが、特殊状態によっては「逃げる」ができなくなる特殊状態もあります。
そちらについては、各特殊状態について解説する際に説明します。
カードの効果
「自分のバトルポケモンの特殊状態を回復する」といったテキストの効果があれば、特殊状態を回復できます。
▼参考カード例
2023年6月現在では特殊状態の回復方法は以上になりますが、今後回復手段が増えた場合は再度追記します。
「こんらん」とは
ここから各特殊状態の詳細について解説します。
まずは「こんらん」からです。
前述した通り、「こんらん」だけは「ポケモンチェック」に関係がない状態になります。
混乱になった場合は、カードを反対にします。
▼置き方イメージ
そしてこんらんしたポケモンが技を使用する際に、コインを投げます。
表であれば技をそのまま使用可能です。
裏だった場合は、技を使用できずに、技をつかったポケモンにダメカンを3つ乗せます。
※初心者の方はダメカン3つ乗せる=30ダメージという認識で問題ありません
知っておくと便利な知識
「こんらん」で技を使用し、失敗した際は技を使ったことにはなりません。
例えばスタンダードレギュレーションの場合、「VSTARパワー」の技を使用しようとして、コインが裏だった場合「技を使ったことにはならない」ためVSTARマーカーを裏返しません。
そのため、次の自分の番にも「VSTARパワー」を使用できます。
今後スタンダードレギュレーションの環境変化によって、対戦で1回しか使用できない技が出てきた場合も同様に処理します。
上級向け:知っておくと便利な知識
バトルポケモンに別の効果がかかっている場合の処理が、少し複雑です。
例えば下記のように技「めくらましビーム」を「こんらん」しているポケモンが受けた場合について解説します。
この場合に技を使用する際は、まずかかっている効果からコインを投げ、表が出た場合、次に「こんらん」処理のコインを投げます。
そのため最初のコインで失敗しても、ダメカンが乗らないです。
このダメカンの差で勝負が決まる可能性もあるため、上級者の方はしっかり覚えておくと良いでしょう!
「どく」について
「どく」状態のポケモンは、専用の「どくマーカー」を対象のポケモンに置きます。
そしてポケモンチェックを行う度に、ダメカンを1つ乗せます。
また基本は1つ乗せるのですが、ダメカンを乗せる個数を変化させる効果・特性があるカードもありますので、その場合はダメカンを乗せる個数に気をつけましょう!
▼乗せるダメカンを変化させるカード例
また「どく」関連の攻撃を受けた際は、新しく受けた方の「どく」の効果が上書きされます。
例えば下記カードの技で「どく」になったとします。
次のターン、下記の「どく」攻撃でダメカンを乗せる個数が増えた場合、あとに攻撃された下記カードの効果が優先され、乗せるダメカンの数が多くなりますので注意してください。
逆にダメカンを乗せる個数が少ない「どく」攻撃を後に受けた場合は、ダメカンを乗せる個数が少なくなります。
「やけど」について
「やけど」状態のポケモンは、「やけどマーカー」を対象のポケモンに置きます。
そしてポケモンチェックを行う度に、ダメカンを2つ乗せます。
「どく」状態とダメカンを乗せる個数が異なるので、気をつけてください!
ただし「どく」状態と異なり、ダメカンを乗せたあとにコインを投げます。
コインが表立った場合は、「やけど」状態が回復します。
関連して、「やけど」状態も「どく」状態と同様に新しく受けた方の「やけど」の効果が上書きされますので注意してください。
「ねむり」について
「ねむり」状態のポケモンは、カードを横向きにします。
「ねむり」状態のポケモンは、「技の宣言」「逃げる」ができなくなり、ポケモンチェックでコインが表なら回復します。
「逃げる」もできなくなるため、ベンチに戻して回復させるには「ポケモン入れ替え」などを使用する必要がありますので気をつけましょう!
「マヒ」について
「マヒ」状態のポケモンは、カードを横向きにします。
「マヒ」も「ねむり」と同様に、「技の宣言」「逃げる」ができなくなります。
違う点は「ポケモンチェック」の度に、自動で回復ができる点です。
▼「ねむり」「マヒ」の置き方イメージ
特殊状態のQ&A
Q:同時に複数の特殊状態になることもありますか?
A:同時に複数の特殊状態になることもあります。
「どく」「やけど」は効果が重なり、「ねむり」「マヒ」「こんらん」はどれか一つだけ効果が重なります。
そのため状態異常は最大で3つまで重なりますので、注意してください。
※「ねむり」「マヒ」「こんらん」は効果が重ならないため、後から受けた状態異常に上書きされます。
マーカーを置くような特殊状態は効果が重なり、カードの向きを変える特殊状態は一つしか重なれないと覚えておくと良いかもしれませんね。
特殊状態で重なる例
- 「どく」「やけど」
- 「どく」「やけど」「ねむり」
- 「どく」「マヒ」
- 「やけど」「ねむり」 など
Q:ポケモンチェックで効果が複数ある場合、どの順番に効果処理を行いますか?
A:【どく】【やけど】【ねむり】【マヒ】の順番に処理を行います。
またこれらの処理が終わった後に「ポケモンチェックに働く効果」がある場合は、処理を行ってください。
これらが終わってから、ポケモンがきぜつした場合は、きぜつの処理を行います。
Q:ポケモンチェックで相手のポケモンと、自分のポケモンが同時にきぜつした場合、どちらからポケモンを選びますか?
A:ポケモンチェック後の次のプレイヤーからバトル場に出すポケモンを選びます。
まとめ
今回はポケモンカードにおける特殊状態についてまとめました。
今後もポケモンカードに関する様々な情報を更新していきますので、楽しみにお待ち下さい!