プロローグ
おはようございます。バツローグです。
今回は新弾のワイルドフォース・サイバージャッジのカード考察を行います。
2部構成で、各パックで強力なカードやこれから環境で見られそうなカードを紹介しています。こちらはサイバージャッジ編です。
ワイルドフォース編もぜひご覧いただけたらと思います。
プライムキャッチャー
誰が見ても最強と言えるカード。グッズで使えるグズマです。
ポケモンカードの性質上、相手のベンチを呼び出して入れ替える行為は戦術を大きく広げる行動になります。
あまりにも強力なのでサポートの枠組みに入れられ、相手のベンチを呼ぶのであれば展開手段を犠牲にしてねという天秤がかけられていました。
似たようなカードでカウンターキャッチャーがありますが、このカードは自分が不利な時にしか使えないカードです。
その枠から外れて出てきたのです。デッキに1枚しか入れられなくても十分ゲームをひっくり返すほどのポテンシャルを持っています。
ついでに自分もベンチを入れ替えられるので小回りも効きます。
唯一の欠点は自分のベンチも強制的に入れ替えなければならないところでしょうか。
他のACESPECとの大きな違いは、入れるデッキを選ばない点にあります。
相手のベンチを入れ替え、自分のポケモンをベンチと入れ替える行動に何一つ意味を持たないデッキは存在しません。
デッキに1枚しか入れられませんが、今後組むデッキがあればとりあえず入れるカードになりそうなので多めに確保しておくと楽ですね。
リブートポッド
未来カテゴリが待ち焦がれていたエネ加速です。
未来のポケモンはワザを使うために必要なエネルギーが多いポケモンばかりなので、動き出しが1ターン早くなると全く違いますね。
展開しつつエネルギーをトラッシュに落とせるテクノレーダーとも非常に相性がいいです。
1匹に固めて加速することはできないので、手張りのエネルギーが重要ですし、エネルギーつけかえの採用も視野に入りそうです。
後述しますが、散らばったエネルギーを固められるテツノイサハexやテツノドクガならエネルギーつけかえ無しで動けます。
強力なカードであることは間違いありませんが、1枚しか入れられないのでサイド落ちの危険が常にあります。
このカードに依存した構築にはできないので、別のエネルギー加速要因が必要そうです。
ミライドン
別のエネルギー加速要因です。リブートポッドと同時に出てくれるなんて都合がいいですね。
基本エネルギー2枚を好きなように加速できるので、1匹にまとめて急成長させることも、セーフティに2匹同時育成もできます。
ダメージも40と大きめです。テツノカシラexやブーストエナジー未来と合わせたら1エネルギーで100以上のダメージを叩き出せます。
もう1つのワザのスパーキングアタックも160と、無視できないほど大きなダメージになりそうです。
エネルギーを1匹にまとめると、加速先がボスの指令で狙われ、もう1ターンアクセルピークで加速するターンが必要になります。
ミライドンも合わせて3枚サイドをリードされる展開になると逆転が苦労しそうなので工夫が必要です。
テツノイサハex
ミライドンのアクセルピークやリブートポッドでバラバラに加速されたエネルギーを集約させられます。
草タイプなのでリザードンexやトドロクツキexを一撃で倒せるのも優秀です。
弱点以外のポケモンでも、元のダメージが180も出るので、テツノカシラex複数体で相手のexを一撃で倒せるほどのダメージまで上げられます。
ラピッドバーニアは特殊エネルギーも集められるので、ギフトエネルギーやジェットエネルギーなども回収できる点に注目です。
ギフトエネルギーは事前にミライドンに付けてアクセルピークし、倒されなかった時に使い回せます。
ジェットエネルギーはテツノブジンexに付けてタキオンビットを複数回使った後に回収できます。
ラピッドバーニア自体もバトルポケモンと入れ替える特性なので、タキオンビットとの相性もいいですね。
また、テツノイサハexが倒されてもすぐに2体目が復帰できるよう、学習装置をベンチのポケモンに付けることをオススメします。
テツノワダチ
未来デッキのサブアタッカー要因になり得るカードです。
鋼と闘のデュアルタイプになれるので、環境ポケモンの多くの弱点をついて戦えます。
パオジアンexやテツノカイナex、ミライドンexなど。
元のダメージは60ですが、こちらもテツノカイナexやブーストエナジー未来でダメージを上げたら、上記のポケモン達は弱点込みで一撃です。
特にテツノカイナexに関しては、HPが130なのでごっつぁんプリファイの圏外なので先に倒される危険もありません。
効果でベンチのポケモンにエネルギーを移せるので、役割を終えて倒されても、失うリソースは最小限で済むので使いやすいカードだと思います。
ヒーローマント
サイバージャッジの中では一番評価が低いとされているACESPECですが、こちらも十分汎用性の高いカードです。
似たようなカードにゴージャスマントもありますが、こちらは付けたポケモンが倒されても取られるサイドが増えません。
カビゴンやイダイナキバ等の耐久を武器とするポケモンを強化し、ハマナのバックアップによって使い回すことで何度も高いHPを押し付けられます。
また、exやVポケモンにも付けられるため、耐久力を武器とするポケモンとも相性がいいです。
リザードンexはもちろん、プクリンexやヒスイヌメルゴンVSTARに付けて確実に一撃で倒されないHPラインまで底上げできます。
マキシマムベルトにて、ダメージラインの常識が覆ると話しましたが、このカードにも逆側の立場で同じことが言えますね。
このカードの欠点は、受け身のカードなので、ダメージを受ける前にロストスイーパー等で剥がされると意味がなくなってしますことです。
サーナイトデッキのフワンテやサケブシッポと合わせると攻撃的に使えますね。
暗号マニアの解読
好きなカードを2枚サーチできます。山札の上ですけどね。
すぐ手札に加えるためには、かがやくゲッコウガのかくしふだやビーダルのはたらくまえば等の別のカードとの組み合わせが必要です。
手札に加えられるのであれば、エネルギーやスタジアムやポケモンなど、種類を選ばずサーチできるので幅広いプレイができます。
テツノイバラやエレキジェネレーター等の、山札の上からめくったカードによって効果が得られるカードと組み合わせることで、その効果を確実に発動することもできます。
ボスの指令を山札の上に放置しておくことで、ナンジャモを使われても使われなくても確実に次のターンにボスの指令を使えると言った動きも可能です。
一見汎用性が高いように見えますが、サポートでありながら自分の手札が増えるわけではないので、特性や別のカードで山札を引けるデッキでないとそのターンの展開が中途半端になるかもしれません。
メタング
僕個人の推しポケモンです。
ジバコイルのギガマグネットと似た特性で、上から捲れる枚数が減った分、1進化でエネ加速ができるようになりました。
つまりペパーでなかよしポフィンとエヴォリューションをサーチすることで、すぐにエネ加速の準備が完了します。
今までディアルガVSTARのスタークロノスを使うためのエネルギーをどう付けるかで苦労していましたが、このカードで難易度が大きく下がりました。
また、このポケモンの進化先であるメタグロスも優秀で、4エネルギーで200ダメージを出せます。
加速要因がサブアタッカーとしても機能すると最後にサイドを取り切りやすくなりますね。
ヘビーバトン
逃げるエネルギーが多いポケモンは大体使うエネルギーも多いので相性がいいです。
テツノカイナexやディンルーex、チオンジェンexなど、どれもエネルギーを還元したいポケモンだらけです。
また、きぜつした瞬間のそのポケモンの逃げるエネルギーを参照にするので、災いの荒野で逃げるエネルギーが増えた結果、逃げエネが4になったポケモンにも適用されます。
エピローグ
新レギュレーションの一発目で環境が変わりそうなパワーの高いカードが多数収録された拡張パックでした。
まだどれも研究段階のカードばかりですが、これから強力なデッキが登場すると思うと楽しみです。
また、今回でバツローグのコラムの定期更新は終了となります！
長期間定期的に記事を書き、皆さんに発信する初めての機会だったのでいい経験になりました。
これからは不定期ですが、デッキに関する情報を更新していきますので、これからも応援よろしくお願いします！
